日経平均株価急反発ー2023年12月11日の日本株

12月11日の日本株

週明け12月11日の日本株は、寄り付きから大きく上昇し、一時日経平均株価は32900円を超えました。終値は先週末比483円94銭高の32791円80銭でした。
TOPIXも大幅上昇でしたが、東証グロース市場250指数は小幅高にとどまっています。

値上がり銘柄3040に対し値下がり銘柄993と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は73、年初来安値更新銘柄は35でした。

ADA指数は25.7%となり、先週末の19.6%から上昇しました。株価急反発に伴い空売りの買戻しや、いったん売却した銘柄の買い直しなどを行いました。

乱高下が続いて難しい

個別銘柄をみると、パルグループホールディングス(2726)や広済堂ホールディングス(7868)などが高値更新、また全体で見ても25日移動平均線超え銘柄が増加し、12月7日の水準までは戻っていないものの、12月8日よりかなり状況が改善しています。

日経平均株価も25日移動平均線は回復していないものの急反発し、夜間の先物ベースではほぼ25日移動平均線まで戻っています。

さて、先週あたりから株価が大きく下がったと思ったら翌日大きく上昇するなど、株価の乱高下が続いていますが、株価のトレンドに応じて売買する私の手法では、短期間に株価の乱高下が続くとかなりポジション管理が難しくなります。

基本は順張りですので、株価が大きく下がって保有株を売却する基準の価格まで下がったら実際に売却します。しかし翌日株価が急反発すると、その株を買う基準の価格まで株価が回復することが多く、ここで買い直します。すると、売却価格より再度購入するときの価格のほうが高くなるので、その差額が必然的に損失になってしまいます。

では、株価が下がっても売らずに我慢すればよいかと言えば、確かに我慢した結果株価が反発するのであればそれが正解なのですが、やはりいつかは株価が下げ止まらずに深い下落につながるわけで、そうなったら一気に損失が拡大し、塩漬け株だらけで身動きが取れなくなってしまいます。それだけは私は絶対に避けたいのでやはり売却すべき価格まで株価が下がったら売却します。

その結果、株価が大きく上がったり下がったりする状況では小さな損失が積み重なりやすくくなるのですが、これも大きな下落を避けるために必要なのですので、それによって生じる損失は必要経費と考え、仕方ないと割り切ることにしています。

日経平均株価は半年ほど横ばいの状況が続いていますので、そろそろ明確な方向性が出て、長期的なトレンドが継続することを期待したいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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