6月29日の日本株
6月29日の日本株は、午前中は値を伸ばしたものの、前場引け前から売りに押され、小幅高で終えました。日経平均株価の終値は前日比40円15銭高の33234円14銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は上昇しました。
値上がり銘柄2007に対し値下がり銘柄1920と拮抗、年初来高値更新銘柄は251、年初来安値更新銘柄は5でした。
ADA指数は62.5%となり、前日の42.8%から大きく上昇しました。株価下落により一時キャッシュ化したものにつき、切り返して反発し、移動平均線も超えてきたものなどを買い直ししたためです。調整局面は終了したと判断しました。
下がってほしい人が多いときは下がらない
個別銘柄をみると、アズーム(3496)などが高値更新し、年初来高値更新銘柄が251に達するなど、再び上昇基調を強めてきました。
ただ、全面高というわけではなく、下降トレンドが続いている銘柄や、いったん上昇したもののすぐしぼんでしまう銘柄も目立っていて、弱い銘柄につかまると利益を得られない状況といえます。
さて、日経平均株価の調整局面では、日経平均株価が25日移動平均線を割ることもありませんでした。これは非常に強い相場つきであり、下がったら買いたい投資家が多い現れと感じます。
経験則として、「株価が下がってほしい」「下がったら買いたい」という投資家が多いときは得てして下がらないものです。ですから逆張り投資家は、株価が急騰してどんどん上に向かう時、全く上昇に乗ることができないのです。
確かに今から買うのはどうか、という思いはありますし、急騰前よりリスクは高くなっているのも事実です。ただ、「ここまで下がったら売る」という売却・損切りラインを決めておき、それを遵守するのであれば、上方向へベットしてそれが失敗したとしても小さな損失で切り抜けることができます。
株価が大きく上昇し、利益を得られる可能性が高いときに勝負に行かなければ株式投資で成功することはできません。下げ相場や、横ばい相場では利益は得られないのですから、勝負するなら上昇相場なのです。
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