じり安で年初来安値更新銘柄100超ー2022年10月13日の日本株

10月13日の日本株

10月13日の日本株は、寄り付きからじり安の展開となり、日経平均株価の終値は前日比159円41銭安の26237円42銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄864に対し値下がり銘柄3019と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は14、年初来安値更新銘柄は132でした。

ADA指数はマイナス9.6%となり、前日のマイナス2.7%からマイナス幅が広がりました。ロング・ショート戦略のうち空売りはそのままで、買い持ちの一部を売却したため、差し引きでマイナスが拡大した形です。

飛びつくのではなく戻りを冷静に見極めたい

個別銘柄をみると、全般弱く年初来安値更新銘柄が100を超える状況で、さらには前日日経平均株価が下げても強かったインバウンド、旅行、観光関連銘柄が一斉に売られました。おそらく、13日夜のアメリカ9月CPI発表を控え、利食い売りが一斉に出たものと思われます。

そして夜に発表されたアメリカ9月CPIは、前年同月比8.2%と大きな伸びとなり、それを受けて一時アメリカ株が大きく下落したものの、すぐに切り返して引けでは大幅高となる荒い動きでした。

これに伴い、日経平均先物も13日の終値より数百円高く終わっており、14日の日本株も大きく上昇して始まることが見込まれます。

ただ、先週の大幅上昇時も、日経平均株価は25日移動平均線を少し超えたところで頭打ちにになり、そこから再び下げましたので、まずは25日移動平均線を明確に超えてくるかを見極めたいと思います。
もし25日移動平均線を明確に超えてくるのであれば、ある程度強めの買いを入れることになりますが、逆に言えば、そこまで戻らないのであれば無理に買いを入れない方がよいと思います。

実際には日経平均株価ではなく、個別銘柄ごとに株価のトレンドを判断することになりますが、やはり日経平均株価が25日移動平均線を明確に超えなければ、個別銘柄全体としても弱いままでしょうから、買いで勝負に行くのは避けた方が無難です。

朝から大きく上昇して始まると、慌てて買いたくなってしまうかもしれませんが、株価のトレンドが上昇トレンドになるまでは、飛びついて買わずに様子見しているのが安全です。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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