8月30日の日本株
8月30日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まり、その後も強含みで推移しました。日経平均株価の終値は前日比316円62銭高の28195円58銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄3022に対し値下がり銘柄839と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は57、年初来安値更新銘柄は3でした。
ADA指数は33.8%となり、前日の25.2%から上昇しました。株価反発により上昇トレンドとなった銘柄の買いや、空売りの買い戻しなどを行いました。
銘柄により強弱がだいぶ異なる
個別銘柄をみると、サンワカンパニー(3187)、OATアグリオ(4979)など高値更新となる銘柄も散見されています。また、年初来安値更新銘柄がほとんどなく、年初来高値更新銘柄の方が圧倒的に多く、月曜日の株価急落の割には、個別銘柄には強いものも多いです。
それでも弱いものは25日移動平均線割れとなったあとも反発力が弱く、強い銘柄と弱い銘柄の差が目立っているように感じます。30日は三菱重工業(7011)など重工3社や、丸紅(8002)など大手商社など、今年前半に強かった後、夏にかけて調整した銘柄群が再び強くなっています。これらはアメリカ10年物国債利回りの上昇につれて強くなった経緯もあり、もしここから利回りがさらに上昇することになれば、高値追いも期待できるかな、と思っております。
ただ、アメリカ株は弱い動きとなっていて、株価下落が続けば当然ながら日本株にも悪影響が出てきますので、あくまでも株価のトレンドに忠実に従い動いていくことが重要です。下降トレンドになったら一旦売却して様子見をする、この習慣をつけることが、やがて来るであろう大きな下落も小さな損失で乗り切ることにつながります。常々申し上げていることですが、大きく負けないことが一番重要であり、そのためには何をすべきで、何をすべきでないかを意識しながら行動するようにしましょう。
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