25日線に跳ね返される展開かー2022年8月31日の日本株

8月31日の日本株

月末8月31日の日本株は、大幅安で寄り付いたもののその後は下げ幅を縮める展開となり、日経平均株価の終値は前日比104円05銭安の28091円53銭でした。
TOPIXも下落しましたがマザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1468に対し値下がり銘柄2352と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は63、年初来安値更新銘柄は8でした。

ADA指数は30.3%となり、前日の33.8%からやや低下しました。移動平均線割れとなった保有株を売却したことなどによります。個別銘柄はまだ強いものが多いので、ポジションをあまり膨らまさないようにしつつ、買い優勢のポジションとしています。

目先的には直近安値割れか25日線超えかを注視

個別銘柄をみると、GSIクレオス(8101)が高値更新となるなど、強いものが目立ち、日経平均株価の下落があまり影響を受けていないように感じます。
実際、過去には日経平均株価は軟調だが個別銘柄は堅調、という時期もありますので、今回もそのような流れを期待してはいます。

ただ、やはり日経平均株価が強い状態の方が、弱い状態よりも個別銘柄も上がりやすくなるのは確かなので、日経平均株価の動向は注視しておくべきです。

足元では、月曜日に大きく下げて25日移動平均線を下回った後、火曜日の反発で25日移動平均線近辺まで戻り、水曜日(31日)はやや下落という形です。超目先的には、ここから25日移動平均線を超えてくれば強気、月曜日の安値を割り込めば弱気、という形です。

日経平均株価が月曜日の安値を割り込んでも、個別銘柄が強ければそのまま保有はしますが、一方で弱い個別銘柄の空売りも実行し、ロング・ショート戦略に切り替えて様子を見たいと思っています。

アメリカに続きヨーロッパも0.75%の利上げの可能性と、金利上昇・インフレが実態影響に悪影響を及ぼしつつありますので、株価も下方向への変化には十分注意し、損切りを遵守して塩漬け株を作らないようにしましょう。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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