個別銘柄の強さ目立つー2022年7月26日の日本株

7月26日の日本株

7月26日の日本株は、朝方売られたもののその後はやや戻し、日経平均株価は小幅安で引けました。終値は前日比44円04銭安の27655円21銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2268に対し値下がり銘柄1527と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は100、年初来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は51.1%となり、前日の39.2%から上昇しました。個別銘柄に強いものが多かったので、今からの買いはリスクも感じたものの、買いにいきました。

ここからの買いはリスク大か

個別銘柄をみると、大きく値を上げるものが目立ち、日経平均株価以上の強さを感じています。ただ、銘柄によって強弱にかなり差があるため、買っても全く上がらず・・・、というものもあるのではないでしょうか。

騰落レシオが143.8%まで達しており、すでに過熱感からは危険水準に達しています。騰落レシオがピークアウトした後も、強い銘柄は上がり続けることが多いですが、全面高にはどうしてもなりにくいため、出遅れ銘柄を買って利益を得るのは結構難しくなっていると思います。

アメリカ株もやや軟調気味になっていますし、日経平均株価はボックス相場なのでさらに上昇しても、下落に転じてもどちらでもおかしくないような状況です。

上昇トレンドの保有株は、基本は上昇トレンドが続く限り大事に保有を続け、短期間に急騰した場合は上昇トレンド中でも利食いを優先し、利益を着実に確保するとともに、移動平均線割れとなったら速やかに売却し、損失拡大を防ぐことを引き続き心がけましょう。個人的には、引き続き下落相場の中の反発局面にすぎないと思っているので、下げ始めたらすぐ逃げる準備は常にしています。また、現時点ですでに弱い銘柄については、移動平均線割れで新規空売りも行い、下落リスクに備えようと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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