決算発表による乱高下が始まるー2023年1月30日の日本株

1月30日の日本株

1月30日の日本株は、先週末の終値を挟んで小動きとなり、日経平均株価の終値は先週末比50円84銭高の27433円40銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は小幅高となりました。

値上がり銘柄1979に対し値下がり銘柄1927とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は82、昨年来安値更新銘柄は2でした。

ADA指数は46.7%となり、先週末の46.9%とほぼ変わらずでした。ポジションを50%以内にしつつ、先んじて下げに転じるような銘柄については打診的に空売りも実行しようと考えています。

決算発表シーズンが本格化

足元では、3月決算企業の第3四半期決算(2022年4月~12月)の決算発表が本格化しており、早速発表された業績の良しあしで株価が大きく反応しているケースが目立ちます。

個人的には、同じM&A仲介の企業のうち、好決算を発表したM&A総合研究所(9552)がストップ高となった一方、日本M&Aセンターホールディングス(2127)がストップ安に沈んだという対照的な動きが印象的でした。

同じ業種でも、業績の良しあしでここまで株価に差がつくわけですから、例えばある会社が好業績だから同業の別の会社も好業績に違いない、として買ってしまうのは危険です。
もちろん、銀行株、不動産株、商社株、海運株などのように、業種が同じなら概ね同じような値動きをすることもありますが、基本は個別銘柄ごとの業績をしっかりと追いかけることが重要です。上の日本M&Aセンターホールディングスも、近年は業績の伸びに陰りが見えていて、株価も高値からはかなり下がっていましたので、それを把握していれば、下手に「安くなった」と喜んで買うことは防げるのではないかと思います。

決算発表による乱高下はしばらく続きますが、私自身は基本的には決算発表を持ち越します。決算発表前から上昇トレンドであれば、決算内容もよいことが多いので、普段どおり、上昇トレンド銘柄は決算発表の有無にかかわらず保有するつもりです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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