5月19日の日本株
5月19日の日本株は、寄り付きから大きく下げて始まったものの後場に入りやや持ち直し、日経平均株価の終値は前日比508円36銭安の26402円84銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1058に対し値下がり銘柄2793と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は47、年初来安値更新銘柄は214でした。
ADA指数は5.8%となり、前日の19.8%から大きく低下しました。保有株の下落により売却したものが多かったです。日経平均株価も再び25日移動平均線割れとなっていることもあり、買いについては再び仕切り直しと言ったところです。
反発の予兆か?単なる日銀買いによるものか?
個別銘柄をみると、確かに寄り付きはかなり多くの銘柄が売られたものの、そこから切り返して反発するものが数多くありました。日経平均株価の大きな下げにもかかわらず値上がり銘柄数が1000を超えていて、個別銘柄の動きはかなり底堅いという感触です。
ただ、特に後場に入ってからの反発が、単に日銀のETF買いと、それを狙った追随買いによるものである可能性もあるので、今後アメリカ株が大きく下がったときに再び底堅さをみせてくれるかどうかを見極めたいところです。
19日は前場のTOPIXが2%超の下落率でしたので、実際に日銀は701億円のETF買いを実行しています。前場のTOPIX2%超下落で日銀がETF買いをしてくるというのは多くの投資家が知っていますから、それに追随した買いもあるでしょうし、空売りを仕掛けようとしている投資家も、ETF買いが入るのなら、とちょっと様子見に転じるでしょう。
ですから20日以降の動き、特にTOPIXが前場2%に満たない下落率かつ大きな下げとなったときの反発力・底堅さに注目し、19日の動きが反発の予兆なのかどうかをウォッチしていきたいと思います。
引き続き、三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、IHI(7013)の重工3社や、NTT(9432)、KDDI(9433)など通信といった強い動きが続いているところにはしっかりと乗りつつ、全体はまだ方向性が不透明でどちらかと言えば下げ基調なので、ポジションは抑えめにしてチャンスを待ちたいところです。
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