一気に情勢悪化ー2021年7月15日の日本株

7月15日の日本株

7月15日の日本株は、朝からじり安の展開で終日弱く、日経平均株価の終値は前日比329円40銭安の28279円09銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安となっています。

値上がり銘柄811に対して値下がり銘柄3042と全面安に近い状況、年初来高値更新銘柄は47、年初来安値更新銘柄は22でした。

ADA指数は30.4%となり、前日の50.4%から大幅に低下しました。保有株のうち移動平均線割れのものを売却したことなどによります。

さらに下がったとしてもやることは決まっている

個別銘柄をみると、本日はこれまで強かった銘柄ほど下げが大きく、私自身は1日でかなりマイナスになっています。昨日のブログでは空売り銘柄が下がらず全般底上げの兆しも・・・と書きましたが、本日の動きをみると再び下方向に警戒すべきと感じました。

日経平均株価の日足チャートをみると、完全に25日移動平均線で跳ね返されて再び下方向に向かっている形になっています。もし先日の安値を割り込むことになると、本格的な下落となる可能性も高まるため、十分に注意が必要です。

無論、もしここからさらに下がった場合になにをやるかと言えば、保有株で25日移動平均線を割り込んだものを売却するだけであり、特段変わったことはありません。私自身は、一旦買い戻した空売りを再度入れなおそうかと考えています。

私は上昇トレンドの強い銘柄のみを保有していますから、まだ投資成績はましな方だと思います。下降トレンドの弱い銘柄を「株価が上昇するまで辛抱強く待とう」と我慢して持ち続けている方は、かなり厳しい状況なのではないでしょうか?

でも、まだ日経平均株価が28000円でそんなに我慢を強いられている株が、もし日経平均株価が12000円まで下がったらどうなるでしょうか?もう株式投資なんか二度とやるものか!と思ってしまうのではないでしょうか。

日経平均株価が12000円になんかなるはずない、と思っている方は、バブル崩壊後30年の間に日経平均株価が60%以上下がったことが3回あったという事実を知るべきです。今回は日経平均株価が30000円まで上昇していますから、そこから60%下がれば12000円になるのです。

私が飽きもせず毎日毎日「25日移動平均線を割り込んだら売却」と言っているのは、それを実践していれば、本格的な下げ相場になり、逆張りでいくら買い向かってもひたすら下げ続けるような状況になっても小さい傷で乗り切ることができるからです。

下げ相場であることが判明してからあわてて対応してももう間に合いません。下げ相場になる前から、大負けしないためのルール作りと実行をしておいて、いつ来るか分からないがいつかは訪れる本格的な下げ相場に備えておくべきと強く思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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