アメリカ株安の影響を注視ー2022年11月2日の日本株

11月2日の日本株

11月2日の日本株は、寄り付き安く始まった後も終日軟調な展開でしたが、大きく売り込まれることもなく、日経平均株価の終値は前日比15円53銭安の27663円39銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は1%ほどの下落となりました。

値上がり銘柄1554に対し値下がり銘柄2249と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は59、年初来安値更新銘柄は35でした。

ADA指数は47.7%となり、前日の50.2%から低下しました。保有株のうち移動平均線割れとなったものを売却したことなどによるものです。

上昇のスピードが鈍い

個別銘柄をみると高安まちまちで、個人的には保有株のうち、上昇トレンドはキープしているものの大きく株価が値下がりしたものが目立ったのが気になりました。

また、決算発表シーズンに突入しており、株価の乱高下も生じていて、私の保有株でも株価が急騰するもの、逆に急落するものがあります。

とにかく、上昇トレンドの銘柄であっても株価が伸びないものが多いというのが強い印象です。

また、11月2日の夜、アメリカFOMCで0.75%の利上げが発表され、これ自体は予想通りでしたが、今後の見通しとしてさらなる利上げが続くとの観測からアメリカ株が売られ、日経平均先物も27300円割れまで下がっています。

日経平均株価の25日移動平均線は27000円前後ですので、25日移動平均線を割れずに下がったところは押し目買いの良いタイミングとも取れますが、私自身はすでにかなりの買いポジションを保有しているので、特に押し目買いはしないつもりで、逆に株価が下落して移動平均線割れとなった銘柄は売却し、銘柄によってはまだ少量にとどめつつも、空売りを実行しようと思っています。

日経平均株価が25日移動平均線を超えている間は弱気に傾けるのは早計と思いますが、いち早く株価が下落して移動平均線割れになったものについては空売りも一考と思います。ただし、決算発表シーズンなので、決算発表が終わった後の銘柄を手掛けるのが安全です。上昇トレンドの銘柄がストップ安になったり、下降トレンドの銘柄がストップ高になることもよくありますので。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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