1月18日の日本株
1月18日の日本株は、上昇してスタートし、後場寄り直後に一段高となったものの、そこから失速しマイナス圏に突入して終わりました。日経平均株価の終値は前日比76円27銭安の28257円25銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。
値上がり銘柄1241に対して値下がり銘柄2611と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は16、昨年来安値更新銘柄は136でした。
ADA指数は40.7%となり、前日の43.9%から低下しました。保有株のうち、移動平均線割れとなった銘柄を売却したことなどによります。ここからさらに保有株の株価が下がるようだと、ADA指数も一気に低下すると思われます。
全面安へ戻る可能性も
個別銘柄をみると、今年に入り強かった割安株・景気敏感株が一斉に売られました。特に鉄鋼株の下げはかなり厳しく、今後の株価の動きに要注意です。
また、午前中強かった成長株も、後場に入ると失速しており、この上昇が単なるアヤ戻しである可能性は少なくないでしょう。
割安株・景気敏感株は今年に入って2週間強い動きだったので、多少の調整が入るのは当然なのですが、この動きが今後も続き、移動平均線割れとなる銘柄が日に日に増加してくるようになると、上昇が終了となる可能性もあります。
ここから考えられるのは、ざっくり言って「全面高」「割安株・景気敏感株高、成長株安」「成長株高、割安株・景気敏感株安」「全面安」の4つです。
実は、割安株・景気敏感株が買われるようになる前、例えば昨年の12月はじめごろは、すでに成長株が売られていて、割安株・景気敏感株も弱い「全面安」の状態でした。そこから引き続き成長株は弱かったものの割安株・景気敏感株は買われて今に至っています。
ですから、ここから割安株・景気敏感株の上昇が終了して、再び「全面安」に戻る可能性も十分にあります。
私自身、割安株・景気敏感株を結構保有しているわけですが、これらが移動平均線割れとなったら撤退します。今のところは移動平均線割れになっているものは数少ないですが、ここからの株価の動きには警戒していきたいと思います。
今は全体的に見れば下げ相場ですから、無理をして勝負に行くよりは、大きく負けないことを優先ようにしましょう。
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