右肩上がりと右肩下がりー2022年1月17日の日本株

1月17日の日本株

週明け1月17日の日本株は、寄り付きから上昇した後は終日堅調な動きとなり、日経平均株価の終値は先週末比209円24銭高の28333円52銭でした。
TO`IXも上昇しましたがマザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1645に対し値下がり銘柄2240と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は29、昨年来安値更新銘柄は116でした。

ADA指数は43.9%となり、先週末の42.9%から少し上昇しました。引き続き、上昇トレンド銘柄の買い、下降トレンド銘柄の空売りというロング・ショート戦略を継続しています。

上がる株と下がる株が明確に分かれている

個別銘柄をみると、三菱商事(8058)など強い銘柄が引き続き高値更新する一方、昨年来安値更新銘柄も100を超えるなど、弱い銘柄は値下がりがなかなか止まらないという状況です。

私は日々400銘柄以上のチャートを見ていますが、これほどまでに右肩上がりに上昇する株と右肩下がりに下落する株が明確に分かれるというのは、あまり記憶にありません。たいていは、それ以外に方向性の乏しい横ばいの銘柄も結構あるのですが、今は横ばい銘柄は少なく、上がっているか下がっているかのどちらかです。

では、私たちはどうすればよいかと言えば、当然右肩上がりに上昇する株を保有し、右肩下がりに下落する株は保有しないということになります。全体としては下落する株の方が多いですし、決算発表等で突然急落するものもありますから、正直言って今の環境で利益をどんどん上積みするというのは難しいです。

でも、右肩下がりに下落する株を持たないだけで、その他大勢の個人投資家(=右肩下がりに下落する株を損切りできず我慢して持ち続けた結果塩漬け株が生じて手も足も出ない)よりはるかに有利な状況に立てることになります。例えば、右肩下がりの下落が止まり、上昇に転じた時に、かなり安値圏で新規に買うことができます。塩漬け株で困っている個人投資家よりもはるかに安く買うことができるので、それだけでパフォーマンスに圧倒的な差がつきます。

業績がどんなによかろうが、需給の前には太刀打ちできないのが、今回の成長株の厳しい下落でお分かりいただけたと思います。とにかく下降トレンドになったら問答無用で売る、これが自身の財産を大きく目減りさせずに守り、次のチャンスに使える資金を温存させるための重要なポイントです。今の時点でヒーヒー言っているのなら、本格的な下げ相場になったときには生き残れませんから。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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