9月27日の日本株
週明け9月27日の日本株は、朝方大きく上昇する場面もあったものの、後場は売りに押され小幅安で引けました。日経平均株価の終値は先週末比8円75銭安の30240円06銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1794に対し値下がり銘柄2088とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は120、年初来安値更新銘柄は7でした。
ADA指数は52.7%となり、先週末の52.4%とほぼ変わらずでした。多少の銘柄入れ替えを行った程度です。
潮目の変化となるのか?
個別銘柄をみると、SBSホールディングス(2384)、SREホールディングス(2980)、オープンハウス(3288)、SEMITEC(6626)などが高値更新となっています。
また、27日の特筆すべき動きとしては、旅行関連、航空株、鉄道株などの、いわゆる「コロナ悪影響銘柄」が一斉に大きく上昇したことが上げられます。また、銀行株も大きく上昇しました。
一方、ここまで買われてきた成長株や、海運株などは軟調な動きとなっています。
以前、アメリカの長期金利が上昇したとき、成長株が売られ、割安株が買われた時期がありました。アメリカでもテーパリングの動きがそろそろみられるようですし、金利上昇圧力が強まるかもしれません。一般的に、金利が上昇すると成長株にはマイナスですから、割安株に資金をシフトする動きが今後訪れるかどうか、注意が必要です。
一方、銀行株は金利上昇はプラスであり、割安株でもありますから、投資資金がさらに流入する可能性も大いにあります。
私自身は、引き続き上昇トレンドにある成長株は保有継続しつつ、コロナ悪影響銘柄や銀行株などでまだ大きく上昇しておらず買えるものにについては多少買ってみるつもりです。
日本株全体としては、再び騰落レシオが146%まで上昇してきていて、いつ調整局面に入ってもおかしくありません。壮大なバブル相場でも来ない限りは上値は重いのではないか、と思っています。
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