急反発も株価乱高下に警戒ー2021年9月24日の日本株と今週の投資戦略

9月24日の日本株

飛び石連休谷間かつ週末の9月24日の日本株は、寄り付きから大幅高となり終日高値圏で推移しました。日経平均株価の終値は前営業日比609円41銭高の30248円81銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅高となりました。

値上がり銘柄3583に対し値下がり銘柄402と全面高の展開、年初来高値更新銘柄は105、年初来安値更新銘柄は3でした。

ADA指数は52.4%となり、前営業日の40.0%から上昇しました。ヘッジ売りをしていた保有株の買い戻し、空売りの買い戻し、新規買いなどを行いました。ある程度の調整を想定していましたので空売り等も入れていましたが急反発により一旦仕切り直しとしました。

配当権利落ちで保有株を持ち越すか?

個別銘柄をみると、強い銘柄は高値更新となっていて、ベネフィット・ワン(2412)、バリューコマース(2491)、SBSホールディングス(2384)、オープンハウス(3288)、JCU(4975)、SEMITEC(6626)、図研(6947)などが高値を更新しました。

また、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運大手3社も高値追いとなり、勢いが止まりません。

騰落レシオが150%近くまで達した後ですので、ある程度の期間の株価調整は想定しているのですが、それでも強い銘柄は上値追いを続けるかもしれません。したがって、弱い銘柄は早めに処分する一方、強い銘柄は上昇トレンドが継続する限り保有するというのがよさそうです。あまりここからの株価の動きを決めつけず、自然体で強い銘柄を保有し続ける形です。

さて、9月28日(火)は3月決算企業の中間配当の権利付き最終日です。翌29日になると配当権利落ちになり、特に配当金が多額の銘柄は株価下落が想定されますが、大手海運株の強い動きをみていると、権利落ち後もそれほど調整しないような気もしています。

権利落ち後の株価がどうなるかは、何とも予想できませんが、権利落ち前に売って権利落ち後の安いところを買い戻そうとドタバタするよりも、多少の下落は腹をくくって売らずに持ち越すという戦略も大いに考えられるところです。

日経平均株価は、ここから高値を更新し続けるというよりは、調整もしくは横ばいである程度推移するのではないかと想定していますが、決して決めつけることはせず、上昇トレンドの強い銘柄を保有して利益を伸ばすことを第一に考えていきたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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