二極化継続ながらも底上げの兆しもー2021年7月14日の日本株

7月14日の日本株

7月14日の日本株は、大きめに下げて始まった後はすぐ戻したものの、プラス圏には達することなく、日経平均株価の終値は前日比109円75銭安の28608円49銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1776に対し値下がり銘柄2012とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は91、年初来安値更新銘柄は6でした。

ADA指数は50.4%となり、前日の43.4%から上昇しました。新規に株を買ったというよりは、空売りを買い戻したための上昇といってよいと思います。空売り銘柄自体はだいぶ減りましたがまだ残ってはいます。

少なくとも空売りは厳しくなった感

個別銘柄をみると、SHIFT(3697)、メック(4971)、KeePer技研(6036)、トレックス・セミコンダクター(6616)、図研(6947)など高値更新となる銘柄も散見されます。

私は足元で続いている二極化相場に対応するため、ロング・ショート戦略により、上昇トレンド銘柄を買い、下降トレンド銘柄を空売りしているというのは以前からブログに書いている通りですが、ここ数日、下降トレンド銘柄の上昇(といってもせいぜい25日移動平均線の少し上くらいまでですが)により、空売りの買い戻しを余儀なくされております。

つまり、まだ「兆候」の段階ですが、日本株全体の底上げが起こりつつある可能性も見えてきました。少なくとも、空売りをしている銘柄群の株価がそんなに上がらないまでも下がらなくなったという感覚は強くあります。

したがって、上昇トレンド銘柄を保有し続けるのは同じですが、空売りしている下降トレンド銘柄は、25日移動平均線を超えたら順次買い戻しを行っていきます。この流れがさらに進めば、ロング・ショートからロングオンリーの強気のポートフォリオを構築することになります。
まだどうなるかは見えてはいませんが、株価がどう動こうとも、ルール通りに行動するだけです。ここから全体的な底上げに向かうのであれば私のポートフォリオのうち空売りが縮小し、買い持ちのみになるというだけですし、逆に再度下落をするのであれば、空売りはそのまま保有することになるためロング・ショートが継続するというだけです。

株価が将来どうなるかなど、誰にも分からないわけですから、ルールに従って淡々と客観的に行動する方が、下手に予想して大ケガするよりもはるかに良い成果につながると思っています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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