3月10日の日本株
3月10日の日本株は、朝方やや大きく上げて始まった後は、前日終値を挟んだ展開となり、日経平均株価の終値は前日比8円62銭高の29036円56銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も小幅に上昇しました。
値上がり銘柄1951に対し値下がり銘柄1861とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は62、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は44.1%となり、前日の41.3%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いや、空売り銘柄の買い戻しを一部行ったことなどによります。大勢に変更はなく、景気敏感株買い、成長株・ハイテク株売りのロング・ショートとなっています。
成長株・ハイテク株売りは一服しつつあるが・・・
個別銘柄をみると、ベイカレント・コンサルティング(6532)、伊藤忠商事(8001)など、強い銘柄は連日のように高値を更新しています。全体的な流れとしては、上げ続けている景気敏感株に上昇一服の動き、逆に下げ続けていた成長株・ハイテク株には下落一服の動きがみえます。
ただ、いずれも株価のトレンドを変えるような大きな動きには至らず、私としても景気敏感株買い、成長株・ハイテク株売りのロング・ショートのポジションを再構築するまでの必要は感じていません。
株価が下がっている途中でも、2~3日程度の反発は良く起こります。しかしそこで「底打ちした」とするのは早計で、もちろん本当に底打ちすることもあるのですが、多くは25日移動平均線を超えずに反落していきます。
小さな波に翻弄されると余計な売買の繰り返しになり、疲れるだけで成果を得られません。現在下降トレンドが続いている銘柄については、できるだけ安く買い直してやろう、というよりは、25日移動平均線、最低でも5日移動平均線を超えて上昇に転じる可能性が高くなってから手を出した方が、結局は利益につながることが多いです。
引き続き、変化の兆候の有無には注意しますが、本日の時点では特段の変化の兆候はなかった、というのが結論です。
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