成長株も下げ止まりの兆しー2021年3月11日の日本株

3月11日の日本株

3月11日の日本株は、朝方からじり高の展開となり、日経平均株価の終値は前日比175円08銭高の29211円64銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2791に対し値下がり銘柄1060と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は117、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は55.0%となり、前日の44.1%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いのほか、空売りをしていた成長株を一部買い戻したりしました。ロング・ショート戦略のうちのロングを追加し、ショートを縮小した状態です。

銀行株、海運株強く成長株も下げ止まりの兆し

個別銘柄をみると、オープンハウス(3288)など高値更新となるものも散見され、業種別では銀行株や海運株が強い動きでした。海運株は景気敏感株の中でも先行して上昇を始めたため、これが強いと景気敏感株全体について今後に期待が持てます。

また、弱い動きが続いていた成長株についても、下げ止まって25日移動平均線を超えてきたものが少しずつでてきており、ここから本格的な反発に至るのか、要注目です。

現状、私のポジションは景気敏感株が中心ですが、成長株が上昇トレンドに転じた場合は、それらもポートフォリオに組み入れることにため、ポジションが膨らんでしまう懸念があります。今のところは、景気敏感株はそのままにして成長株を追加するものの、ポジションには限度を設けることを想定しています。

昨年来高値更新銘柄が100を超え、昨年来安値更新銘柄はゼロの状態が続いていますから、弱気になる必要はありませんが、あくまでも銘柄ごとの株価のトレンドに応じた行動を取るようにしましょう。強い銘柄に投資すれば利益を得られるのに、わざわざ弱い銘柄にしがみついて塩漬け株を作るのは、とても勿体ないです。

東日本大震災から10年が経過しました。私もあの日は大変な思いをして、翌日の朝にようやく帰宅できたことを覚えています。株式投資でいえば、株価が下がっている中を買い向かうかどうか、またオプション取引の重要性など、改めて考えさせられました。このあたりについては別の機会にお話ししようと思いますが、「何が起こっても対応できるようにする」ことがとても重要です。

今は株価が順調に上昇していますが、例えば突然急落に見舞われたらどうするのか?などといったことを、何も起きていないうちからしっかりと決めておくことが重要です。まさに備えあれば憂いなしです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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