個別株の調整深まるー2021年2月19日の日本株と今週の投資戦略

2月19日の日本株

週末2月19日の日本株は、終日前日終値を下回る弱い動きとなり、日経平均株価は前日比218円17銭安の30017円92銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1121に対し値下がり銘柄2744と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は20、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は45.0%となり、前日の54.0%から低下しました。保有株に下落するものが目立ち、25日移動平均線割れのものを売却するなどしたことによります。
2月16日には79.2%でしたから、3日でポジションを4割落とした計算です。

短期的には良いところまで来た銘柄は多いが・・・

個別銘柄をみると、ここまで調子の良かった景気敏感株が弱く、全体的に見ても弱い銘柄が多いです。25日移動平均線割れとなったものも日々増加しています。
日経平均株価は高値から少し下がった程度ですが、個別銘柄の下がり方はこんなものではなく、結構厳しいものがあります。

短期的に見れば、株価の調整もだいぶ進んできたため、良い買いのタイミングとなる可能性もあります。株価が大きく上昇して手がだせなかった銘柄が調整して、25日移動平均線に接近したものがあれば、試し買いをしてもよいのではないかと感じます。

とにかく、成長株、ハイテク株、景気敏感株、コロナ悪影響銘柄と、物色対象がコロコロ変わるため、なかなか落ち着いた投資ができず、利益も得にくい状況です。
こんなときだからこそ、ルールを逸脱することなく、移動平均線に近接したタイミングで買い、移動平均線を割り込んだら売る、というルーティンワークをしっかりこなすようにして、いずれ訪れるであろう株価の大きな変動にも問題なく対応できるようにしておきましょう。

また、最近どうも調子が悪い、という方は買う金額を少なくするなどして、調子を整えるように心掛けると良いと思います。
全力で勝負に行ってやられるよりは、よほどそちらの方が精神衛生的にもプラスです。

銘柄を絞り切れず、やりにくい相場環境ですが、私はあまりポジションをパンパンにしないようにしつつ、良い買いタイミングの銘柄については引き続き買っていきたいと思っています。

無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」

~上位10%の投資家だけが知っている教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事