今日の日本株(2016年4月19日)

<今日の日本株>
4月19日の日本株は大幅高となり、日経平均株価は前日比598円49銭高の16874円44銭と、昨日の下落を取り戻しました。個別銘柄でみても、ほぼ全面高の展開でした。昨日割り込んだ25日移動平均線を1日で回復し、昨日の下げがイレギュラーのような株価チャートの形になっています。
今日のADA指数は50.0%と前日の39.4%から上昇しました。上昇トレンドに転換した銘柄の新規買いや買い直し、すでに上昇トレンドにある保有株の買い増しなどを実行しました。
ADA指数は61.3%→39.4%→50.0%の推移となっています。昨日売らされた分の一部を再度買い直しする状況になっていて、相場に踊らされている感がありますが、仕方ありません。私は自分で決めたルールに従って売買しているだけですから、その結果が裏目に出ようが、「運が悪かったな」と思うだけです。トータルで結果が出せればよいわけですから。

<明確にアベノミクス相場の高値を超えたマザーズ指数>
今日は珍しく、東証1部銘柄も新興市場銘柄も強い1日でした。マザーズ指数は1205.53ポイントと、7.5%もの大幅高でした。日経平均株価をよそに、明確にアベノミクス相場開始後の高値を更新しています。そーせいグループ(4565)の急騰による影響が大きかったのは確かですが、今日の値上がり率ランキングにはマザーズ銘柄やジャスダック銘柄がズラリと並んでいますし、年初来高値銘柄も数多く出ています。
あまり急速に上げすぎてしまうと、近々天井をつけそうな感じもして若干心配ではありますが、新興市場は「バブル」が醍醐味のようなものですから、行きつくところまで行ってほしいと思っています。
もちろん、大きく上昇して25日移動平均線からのかい離が高まっている銘柄の新規買いはご法度です。例えばそーせいグループは今日の上昇で、25日移動平均線からのかい離率が40%を超えており、こんな状況から新規買いしていては、たまたま成功することもあっても長い目で見れば資産を大きく減らしかねません。基本は、25日移動平均線を超えてすぐのタイミングで安く買えた銘柄を、今後を楽しみに持ち続けるだけです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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