2月9日の日本株
2月9日の日本株は、上値こそ重いものの前日の大幅高の翌日としては強い動きとなり、日経平均株価の終値は前日比117円43銭高の29505円93銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は小幅に下落しました。
値上がり銘柄1725に対し値下がり銘柄2108とやや値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は101、昨年来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は62.5%となり、前日の56.5%から上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いを行ったことなどによります。
日経平均株価調整時の成長株の動きに注目
個別銘柄をみると、マネックスグループ(8698)、GMOインターネット(9449)、フリー(4478)、リクルートホールディングス(6098)、ソフトバンクグループ(9984)などが高値更新となっています。
ただ、急騰の翌日ということもあり、一旦株価が頭打ちになるものも目立っています。また、25日騰落レシオが120%を超えてきており、短期的には過熱感も出始めているという状況です。
さて、日経平均株価30000円突破がいよいよ現実味を帯びてきましたが、株価上昇が長続きするためには、ここで一気に30000円を超えるよりは、適度な調整をはさみながら緩やかに上昇していく方が望ましいです。
そして、今注目しているのが、日経平均株価や、景気敏感株やコロナ悪影響銘柄が短期的な調整局面となったとき、ここ2~3ヶ月ほど軟調な成長株がどのような動きになるのかです。
もし成長株が再び買われれば、これは循環物色がうまく働いているということになり、何を買っても儲かる状況になります。
ここまでは、日経平均株価が大幅高すると、マザーズ指数は下落するという逆相関の関係にあることが多かったのですが、逆に日経平均株価が下落したときに、マザーズ指数や成長株が大きく上昇してくれるかどうか、この点に注目しています。
マーケット全体では、昨年来安値更新銘柄がゼロという日が続いていますから、弱気になるようなサインは全くありません。バブルが継続する限りは強気で攻めて行くべきでしょう。もちろん下降トレンドに転じたらバブル崩壊の可能性があるのですぐ降りるというのが前提です。
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