<5月29日の日本株>
週末かつ月末の5月29日の日本株は、終日弱含みだったものの大きく売られることもなく推移しました。日経平均株価の終値は前日比38円42銭安の21877円89銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は大幅高となっています。
値上がり銘柄1617に対し値下がり銘柄2200とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は106、年初来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は51.9%となり、前日の41.6%から大きく上昇しました。5日移動平均線割れで売却していた中小型株が一斉に切り返したため買い直したことなどによります。今回の上昇においては投資資金の半分程度を投資額の上限と考えていますので、完全な強気という水準まで買いポジションを構築したことになります。
<中小型株と出遅れ銘柄のどちらが本命か>
個別銘柄をみると、多くの銘柄が高値更新となりました。GMOクラウド(3788)、ショーボンドホールディングス(1414)、日本M&Aセンター(2127)、SBSホールディングス(2384)、ウエルシアホールディングス(3141)、チエル(3933)、マネーフォワード(3994)、フリー(4478)、メドレー(4480)、エレコム(6750)、ヤオコー(8279)など、私の保有株においても一気に増加しました。
先週は、前半は銀行株、証券株、自動車株といった出遅れの大型株が買われ、金曜になってそれまで数日間お休みしていた中小型株が再び買われた、という展開でした。
中小型株は非常に強い動きで、マザーズ指数はコロナ・ショック前の水準どころか2019年の高値さえ突破しています。
マザーズ指数の中長期的な動きをみると、日経平均株価より早く2018年に高値をつけたあと、下落を続けていました。
そのため、すでに調整局面が終了して新たな上昇フェーズに入っている可能性もあります。
ただ、今から中小型株を買うべきかと言えば、安値からかなり高い水準に達しているため、かなりリスクがあります。
もし今から何か買うなら出遅れの大型株の方がリスクを抑えられます。
保有している中小型株から出遅れ大型株へのシフトについては、なかなか悩ましいところです。現時点では、中小型株は上昇真っ只中のため、無理にシフトすることもないと思っていますが、中小型株と大型株を両方保有しておくこともリスク集中の回避という面からは有効です。
いつ終わるか分からない、いつまで続くか分からない・・・これがバブル相場です。持ち株については利益を伸ばし、下降トレンドになったら速やかに売却する、新規購入については25日移動平均線からのかい離率が小さいものを選択してリスクを抑える。いつも同じ話をしていますが結局はこのルーティンワークができた人が今回の株価上昇に乗れています。
うまく乗れていない人は、高値掴みにつながる行動だけはくれぐれも避けるようにしてください。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。