<今日の日本株>
5月12日の日本株は、前日終値をはさんで小動きの展開でした。日経平均株価の終値は前日比24円18銭安の20366円48銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅高となっています。
値上がり銘柄1742に対し値下がり銘柄2029とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は30、年初来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は46.7%となり、前日の41.6%から上昇しました。さすがにほとんどの銘柄が上昇トレンドのため、買いポジションがどんどん膨らんでいます。ただし、今回は上限50%くらいと思っていますので、だいぶ限界近くまで買っていることになります。
<再び先駆銘柄に資金が回るか?>
個別銘柄をみると、テクマトリックス(3762)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、日本オラクル(4716)などが高値更新となっています。
ただ、引き続き先駆して上昇した銘柄は調整が続いていて、一方出遅れ銘柄は強い動きです。
さすがに決算発表で決算内容が悪かった銘柄や業種は反発力が鈍いですが、大きく下がるということも少ないです。そうした意味では、マーケット環境は良好な状況が続いています。
では、出遅れ銘柄を今から買えるかと言えば、ちょっと遅きに逸した感があります。損をしてもよいのだ、と割り切ることができるなら飛びつき買いも一考ですが、私ならリスクが高いのでやりません。
出遅れ銘柄の中でも、決算が良かったものと悪かったもので値動きが異なってきつつあります。しかしながら、決算が良かったものはすでに株価が大きく反発していてタイミング的によくないです。
したがって、決算があまりよくないものの株価がそれに対してマイナスの反応をしなかった銘柄で、かつ25日移動平均線からのかい離率が小さいものであれば買える、という感じです。
厳しい言い方をすれば、すでに現時点である程度の仕込みは終わっていなければいけません。もっと言えば現時点でそれなりの利益や含み益が獲得できていなければいけません。
もしここからバブルになるのであれば今から買っても間に合いますが、バブルになるのかどうかは分かりません。逆に今から買ったら高値掴みになる可能性もあるのです。
だから、常に上昇トレンド転換の直後、上昇の初動で買うことを心掛ける必要があります。出遅れてからの買いは、リスクも増しますし利益も取りづらくなります。せいぜい、移動平均線からのかい離が小さい銘柄を買い、失敗したときの損失を小さくするくらいです。
二番底が来れば、買いのチャンスは再度訪れますが、二番底が来ないで上昇を続けた場合、今の時点である程度の仕込みがなければ、大きな利益を得るチャンスを逃してしまうことになります。
はっきり言って、今の相場は考えれば考えるほど買えません。ファンダメンタルが良くない銘柄ほど大きく上昇しているからです。
だから考えずに株価が上昇トレンドになった直後に買う方が、はるかにうまく行くのです。
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