考えれば考えるほど買えない・だから考えないー2020年5月12日の日本株

<今日の日本株>
5月12日の日本株は、前日終値をはさんで小動きの展開でした。日経平均株価の終値は前日比24円18銭安の20366円48銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は小幅高となっています。

値上がり銘柄1742に対し値下がり銘柄2029とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は30、年初来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は46.7%となり、前日の41.6%から上昇しました。さすがにほとんどの銘柄が上昇トレンドのため、買いポジションがどんどん膨らんでいます。ただし、今回は上限50%くらいと思っていますので、だいぶ限界近くまで買っていることになります。

 

<再び先駆銘柄に資金が回るか?>
個別銘柄をみると、テクマトリックス(3762)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、日本オラクル(4716)などが高値更新となっています。
ただ、引き続き先駆して上昇した銘柄は調整が続いていて、一方出遅れ銘柄は強い動きです。

さすがに決算発表で決算内容が悪かった銘柄や業種は反発力が鈍いですが、大きく下がるということも少ないです。そうした意味では、マーケット環境は良好な状況が続いています。

では、出遅れ銘柄を今から買えるかと言えば、ちょっと遅きに逸した感があります。損をしてもよいのだ、と割り切ることができるなら飛びつき買いも一考ですが、私ならリスクが高いのでやりません。

出遅れ銘柄の中でも、決算が良かったものと悪かったもので値動きが異なってきつつあります。しかしながら、決算が良かったものはすでに株価が大きく反発していてタイミング的によくないです。
したがって、決算があまりよくないものの株価がそれに対してマイナスの反応をしなかった銘柄で、かつ25日移動平均線からのかい離率が小さいものであれば買える、という感じです。

厳しい言い方をすれば、すでに現時点である程度の仕込みは終わっていなければいけません。もっと言えば現時点でそれなりの利益や含み益が獲得できていなければいけません。

もしここからバブルになるのであれば今から買っても間に合いますが、バブルになるのかどうかは分かりません。逆に今から買ったら高値掴みになる可能性もあるのです。

だから、常に上昇トレンド転換の直後、上昇の初動で買うことを心掛ける必要があります。出遅れてからの買いは、リスクも増しますし利益も取りづらくなります。せいぜい、移動平均線からのかい離が小さい銘柄を買い、失敗したときの損失を小さくするくらいです。

二番底が来れば、買いのチャンスは再度訪れますが、二番底が来ないで上昇を続けた場合、今の時点である程度の仕込みがなければ、大きな利益を得るチャンスを逃してしまうことになります。

はっきり言って、今の相場は考えれば考えるほど買えません。ファンダメンタルが良くない銘柄ほど大きく上昇しているからです。
だから考えずに株価が上昇トレンドになった直後に買う方が、はるかにうまく行くのです。

 

================

【無料メール講座:「上位10%の負けない株式投資」】

~上位10%の投資家だけが知っている

教科書に載っていない負けない投資術~

株式投資でなかなか成果が出せずに悩んでいる方・必見!

株式投資で負けないために必要な知識・情報・テクニック・ノウハウをお伝えします。

イベント、セミナー、勉強会等の情報も優先的に発信します。

↓ぜひコチラから登録してください。↓

http://makenaikabushiki.com/lp_mail/

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

関連記事