出遅れ銘柄の猛反撃続くー2020年5月11日の日本株

<今日の日本株>
週明け5月11日の日本株は、朝方から高く始まりその後も上昇、引けにかけだれたものの値上がりしました。日経平均株価の終値は先週末比211円57銭高の20390円66銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄3118に対し値下がり銘柄772と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は29、年初来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は41.6%となり、先週末の35.9%から上昇しました。空売りの買い戻しおよび新規買いを行いました。空売りはほとんどなくなり、ほぼ買いのみとなっています。

 

<ここから乗るなら「高値掴み」のリスクを良く考えて>
個別銘柄をみると、今まで強かった先行銘柄は軒並み下落し、25日移動平均線を割り込むものも増加しています。一方、出遅れ銘柄は今日も絶好調で、順調に上昇しています。

私も先行銘柄の比率が高く、出遅れ銘柄はそれほど多くないので8日、11日とあまり利益にならない日が続きますが、さすがに今から出遅れ銘柄を大量に買って勝負するのは遅いと感じます。

とはいえ、もしここからバブルに突入したとなれば、株を持っていなければ全くバブルの恩恵を受けられないことになります。
したがって、今から全力買いはリスクがあるので遅いにせよ、「このくらい持っていれば、ここからバブルになってもそれなりに恩恵は受けられる」という程度は持っておきたいものです。

では、ここからどういう銘柄を買えばよいかと言えば、やはり25日移動平均線からのプラスかい離が小さいもの、できれば5%以内のものを探すべきです。
足元では、25日移動平均線からのプラスかい離が20%を超えるようなものも多々あります。しかしそれらの銘柄を今から買って、高値掴みともなれば、損切りした際の損失も大きくなりますし、損切りしなければ塩漬け株になってしまいます。

つまり、ここからの買いは常に高値掴みのリスクを頭に入れたうえで、失敗した場合の損失を事前に想定し、それが許容できる範囲内で買う、ということになります。

今の日本株マーケットは、あまり業績とかファンダメンタルは気にせず、大きく売り込まれた株のリバウンドが起きているという状況です。大赤字の決算発表をした銘柄でさえも株価が上昇しています。
こんなときは、よほど業績が悪い銘柄でなければ、株価チャートをみて、売買タイミングを計るだけで大丈夫です。
逆に、業績が良い銘柄は先行して上昇していて、足元では逆に下落しています。

バブルになるかも知れない、底割れになるかも知れない・・・はっきり言って分かりません。
であるならば、バブルになってもそれなりに利益が取れ、底割れに向かうならば速やかに撤退できるようにしておくべきです。

常に逃げられるような体制をとりつつも今は攻めている・・・それが現時点での私のスタンスです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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