<今日の日本株>
3月10日の日本株は、前日のNYダウ2000ドル安の急落や円高進行を受け、朝方大幅安となりましたが、その後は急速に切り返し、日経平均株価はプラス引けになりました。日経平均株価の終値は前日比168円36銭高の19867円12銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も同様に反発しました。
値上がり銘柄2612に対し値下がり銘柄1324と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は0、昨年来安値更新銘柄は1405と近年まれに見る高水準でした。
ADA指数は8.4%となり、前日のマイナス10.6%から大きく上昇しました。さすがに底打ちの可能性が高いとみて、無理のない範囲で買いを入れました。
<さすがに底打ちの可能性大だがアメリカ株の動きが恐ろしすぎる>
個別銘柄をみると、ほぼ全ての銘柄が、陽線で引けています。日経平均株価の日足のローソク足をみても、底打ちの可能性が高い形です。さらには、昨年来安値更新銘柄が1405と明らかな異常値、騰落レシオは57.3%と60%割れ、日経平均株価の25日移動平均線からのマイナスかい離率も一時マイナス15%近辺に達するなど、さすがにここで下げ止まるでしょう、という状況です。
ただ、昨晩のアメリカ株は、寄り付き1000ドル近く上昇したあと1000ドル下げ、そこから1000ドル以上上昇して終わっています。たった1日で1000ドル上がって、1000ドル下がって、また1000ドル上がるというのはどう考えても異常で、ボラティリティ(株価の変動率)が高すぎます。
ボラティリティが高いと、ピンポイントで良いタイミングで売買できると短期間に大儲けできますが、少しでも売買のタイミングが外れると大損します。
日本株も10日は1000円の値幅がありましたし、アメリカ株は連日1000ドルとか2000ドルが1日で動くわけですから、尋常ではありません。
確かに個別銘柄はかなり売り込まれているものが多いので、リスクテイカーであれば果敢に攻めて行くのもありだと思いますが、よほどの相場巧者でないとこの荒波を乗り越えられないと思います。
私自身、個別銘柄や先物買いをしてはいますが、失敗しても大損しない範囲に抑えています。良い方向に転べば短期間に大きな利益をもたらす環境であるのは確かですが、株価の動きが落ち着いてボラティリティが低下するまでは、下手に手を出さない方がよいと思います。
だって、株を買った日の夜のアメリカ株がもし2000ドル下がったら、買った株は翌日とんでもなく値が下がりますから。今のアメリカ株をみると、そうしたリスクを感じずにはいられません。
今の日本株は、アメリカ株と為替レートで動いているようなものですから、震源地であるアメリカ株と為替相場がくすぶっている間は、無理をしないようにした方がよいのではないでしょうか。
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