日経平均株価と個別銘柄の温度差ー2021年1月15日の日本株と今週の投資戦略

1月15日の日本株

週末1月15日の日本株は、後場になりじり安の展開となり、日経平均株価の終値は前日比179円08銭安の28519円18銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄1255に対し値下がり銘柄2627と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は47、昨年来安値更新銘柄は1でした。

ADA指数は58.6%となり、前日の73.4%から大きく低下しました。下降トレンドに転じたものをはじめ、弱い銘柄を売却したことによります。100%近い強気から、少し守り気味にしました。その理由は後述します。

投資している銘柄が全然上昇しない

個別銘柄をみると、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)が高値更新となるなど、強い上昇となっている銘柄もあるものの、逆に株価が下落して25日移動平均線を割り込むものの方が増えています

日経平均株価が直近高値を超えて上値追いをしているわけですから、弱気になる理由が全くありません。当然のごとく、強気で攻めるべき局面と私も考えていました。

私自身、ADA指数が73%になるまで買いのポジションを増やしました。73%の中には、空売りによるマイナス分が入っているので、実態は私が上限と決めている80%近くまでパンパンにポジションを膨らませていました。

ところが、命一杯ポジションを膨らませて、利益を大きく得ようとしているにもかかわらず、あまり利益は伸びませんでした。
そして1月15日、いつもであればマザーズ指数が上昇すれば利益は増えるはずが、逆に大きく利益を減らすことになりました。

つまり、自分の得意な戦略で戦っても、株価上昇時に対して利益が増えず、逆に株価が下落すると大きく利益が削られるという状態になっています。

100%強気に近いポジションで勝負しても利益が伸びないのですから、私は100%強気のポジションは小さくしないといけないと感じました。

利益を大きく得るために、リスクを取って強気のポジションを構築しているのにあまり利益が伸びないわけですから、リターンが得られずリスクだけが高まってしまっていることになります。

そこで、ポジションを大きく膨らませているときに株価が大きく下落して損失を被るリスクを回避するため、ポジションを少し小さくしました。

それでもまだADA指数は60%近くありますから、強気継続は変わらないものの、少し慎重に転じることとします。

勝負に行っているのに利益が伸びないのであれば、それは自分が実行している戦略がマーケットにマッチしていない、手が合わないということを意味します。

このような時に無理に勝負に行くと、逆に大きな損失につながりかねません。

少しポジションを抑えめにしつつ、しばらく様子を伺いたいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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