<1月24日の日本株>
週末1月24日の日本株は、下げに転じる場面もあったものの引けにかけ持ち直し、日経平均株価の終値は前日比31円74銭高の23827円18銭でした。
TOPIXは小幅下落、マザーズ指数は1%超の下落でした。
値上がり銘柄1144に対し値下がり銘柄2613と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は70、昨年来安値更新銘柄は29でした。
ADA指数は54.1%となり、前日の62.0%から低下しました。保有株のいくつかが25日移動平均線を割り込み下降トレンドに転換したので、それらを売却したことなどによります。
<あくまでも個々の銘柄ごとに判断>
個別銘柄をみると、ディップ(2379)、イーソル(4420)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、リクルートホールディングス(6098)など高値更新となる銘柄もある一方、下降トレンド転換の銘柄や、安値更新となる銘柄も増加してきています。
昨年来高値更新銘柄が70あるのはよいのですが、昨年来安値更新銘柄もじわじわと増加しているのが気になるところです。
さて、新型コロナウイルスの影響が日増しに拡大してきています。さすがに日本株へも悪影響が考えられますが、必ず下がると決めつけて持ち株を全部売ったり、逆にそのうち下げ止まるとして売るべき株も我慢して持ち続けるのは良くありません。
銘柄により強さはまちまちですし、いつ下げ止まるかなど誰にも分かりません。ほとんど株価に影響なく終わるかもしれませんし、2002年~2003年のSARSの流行時のように、日経平均株価が2割下がるかもしれません。もしかしたらもっと下がるかもしれません。
どうなるかを現時点で予測することは不可能なわけですから、あくまでも株価の動きに従って、上昇トレンドが続いている限りは持ちつづけ、下降トレンドになったら売却とすれば、株価がどう転んでも対応できます。
どちらかに決めつけると、当たったときは良いですが外れた時に大きなダメージを受けます。私はどちらに転んでも致命的なダメージを受けない方法、つまり個々の銘柄ごとに25日移動平均線を基準としたトレンドに従って売買するようにします。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。