弱い銘柄が少しずつ増加ー2020年1月23日の日本株

<今日の日本株>
1月23日の日本株は、朝から大幅安で終日売られる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比235円91円安の23795円44銭と24000円を割り込みました。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1037に対し値下がり銘柄2743と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄98、昨年来安値更新銘柄は17でした。

ADA指数は62.0%となり、前日の62.3%とほぼ横ばいでした。弱い銘柄を売り強い銘柄を買うといった多少の銘柄入れ替えを行った程度です。

 

<強い銘柄もまだまだ多いが・・・>
個別銘柄をみると、イーソル(4420)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、アドバンテスト(6857)、建設技術研究所(9621)など高値更新となる銘柄もいくつかある一方、下降トレンドに転じる弱い銘柄も少しずつ増えている印象です。

そのことは、昨年来高値更新銘柄が比較的高水準で推移している一方、昨年来安値更新銘柄も増加している点にも表れています。

日経平均株価は24000円より上が重く、25日移動平均線付近まで下がってきています。現時点で弱気になったり、持ち株をすべて売るようなことは必要ありませんし、逆に上昇トレンドの銘柄はしっかりとホールドして利益を伸ばすべきですが、下降トレンドに転じた銘柄は速やかに売却しておかないと、思わぬ損失を被ってしまいかねませんので十分注意しましょう。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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