アメリカ株大幅安で日本株も調整局面入りか?-2019年10月1日の日本株

<今日の日本株>
10月1日の日本株は、終日強い動きとはなったものの、日経平均株価22000円超えには至らず、終値は前日比129円40銭高の21885円24銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅高にとどまりました。

値上がり銘柄2660に対し値下がり銘柄1042と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は53、年初来安値更新銘柄は7でした。

ADA指数は47.7%となり、前日の42.1%から上昇しました。株価反発を受けて空売り銘柄の買い戻しや新規買いを実行したことによります。昨日空売りした銘柄の多くが大きく反発したため、買い戻しを余儀なくされました。

 

<日経平均株価が直近安値を割り込むか?>
個別銘柄をみると、マニー(7730)、インソース(6200)など高値更新となる銘柄があったほか、多くの銘柄も反発し、日足チャートはかなり良い形になりました。

しかし、昨晩のアメリカ株が大きく下落していて、本日の日本株の動きに要注目です。個別銘柄の多くや、日経平均株価とも25日移動平均線は上回っていますが、日経平均株価でいえば9月30日安値の21666円60銭を割り込むと警戒が必要と思います。

もしここから株価が調整局面に入るとすれば、当然ながら弱い銘柄から下がっていくはずであり、そうした銘柄はいち早く25日移動平均線を割り込んでいきます。10月に入り、大きな下げも懸念されますので、上昇トレンド銘柄の保有は続けつつ、そのヘッジとして弱い銘柄の空売りを少しずつ実行していこうと思います。

一方、今回の上昇に乗り遅れた方の場合は、株価が調整して25日移動平均線に近づいてきた銘柄については買いのタイミングとなりますが、調整が深ければ移動平均線を割り込んでしまいます。そのリスクを覚悟したうえで買い向かうのは1つの戦略です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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