日経平均株価10月安値割れー2018年12月19日の日本株

<今日の日本株>
12月19日の日本株は、朝方売り込まれた後一時プラスに転じる局面もありましたが、再び下げに転じ日経平均株価は21000円割れとなりました。終値は前日比127円53銭安の20987円92銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は直近で大きく下げた反動もあってか反発しました。

値上がり銘柄1582に対し値下がり銘柄2181と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄はわずか2、年初来安値更新銘柄は687に達しています。

ADA指数はマイナス48.8%となり、前日のマイナス52.7%からややプラスとなりました。空売りの利食い・買い戻しを一部進めたほか、強い銘柄の買いを少し積み増しました。

 

<今やるべきこととは「買い」では絶対ない>
ようやく日経平均株価も10月の安値を割りました。10月は株価が大きく下がって皆さんも苦しんだことと思いますが、そのときよりさらに値下がりしているのが今の日本株である、という認識を強く持ってください。

年初来安値更新銘柄が18日に700超え、そして19日も700近くに達しています。通常であれば、年初来安値更新銘柄が700を超えてくれば一旦は底打ちになるものですが、そうなっていないことに今の相場の弱さを感じます。

やはり、6年間続いたアベノミクスの上昇相場と同じ感覚でいては、今まで稼いだ分を全て吐き出すどころか、マイナスが膨らむばかりとなってしまうと感じます。上げ相場から下げ相場に転じたことをいち早く察知できた人、そして多少のマイナスが出ても仕方ない、今は守るべき時期だ、と感じて実際に行動できた人だけが生き残る、まさにサバイバルの状態になりつつあります。

もちろん、私自身はこのブログに記してあるとおりの行動をしており、逆に空売りによりリスクを抱えながら利益を狙いに行っています。
空売りも簡単そうに見えて意外と落とし穴が多いので、無理にする必要はありませんが、今の時点で下降トレンド真っ只中の株を買い向かうということだけは絶対にすべきではありません。

アベノミクス相場の上昇相場であれば、安いところを逆張りで買っておけばその後の上昇で報われました。でも今は下げ相場なのです。下げ相場で安いところを逆張りで買うとどうなるか?さらに株価が値下がりして塩漬け株になってしまいます。

塩漬け株が大量に発生すれば、大底を付けた後の反発初期段階の大チャンスに乗ることができません。これではいくら株価が上昇しようが株式投資で成功はできないのです。

株式投資で失敗する最大の要因は塩漬け株を持ち続けることです。であるならば、株価がさらに値下がりする可能性の高い下降トレンドにあるうちは、安易に手を出さないことが重要なのです。

株式投資というのは、勝ちにくい状況のときに無理に勝ちに行くのではなく、勝ちやすい状況になるまで待って、満を持して勝ちに行くものです。もちろん、今が勝ちやすい状況でないことは明らかです。

 

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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