年初来安値更新銘柄700超ー2018年12月18日の日本株

<今日の日本株>
12月18日の日本株は、前日のアメリカ株大幅安を受け、朝方から大きく下落しました。前場一時戻す場面もありましたが、後場再び売り直され、日経平均株価の終値は前日比391円43銭安の21115円43銭でした。
TOPIXも大幅に下落して年初来安値更新、マザーズ時数は4%の大幅安でした。

値上がり銘柄346に対して値下がり銘柄3534と全面安の展開、年初来高値更新銘柄はわずかに1、年初来安値更新銘柄は712に達しました。

ADA指数はマイナス52.7%となり、前日のマイナス43.2%からさらに低下しました。さすがに新規の空売りは控えるようにしていますが、25日移動平均線割れの保有株の売却を進めているため、結果的にADA指数が上昇してしまいます。少しずつ空売りの買い戻しも進めてはいます。

 

<「もう底は打った」「ここから上がるだけ」と語る専門家>
ここまでの下げをもってしても、ネット上では専門家・評論家と称する人たちが「もうここからは上がるだけ」とか「底はすでに打った」などと、目玉が飛び出るようなトンデモ発言を繰り返しています。

でも、買った株を損切りできずに含み損を抱えている個人投資家にとっては、こうした発言が逆に心強いのでしょう。

しかし、よく考えてみてください。株価がいつ底を打つかなど、誰にも分からないのです。それを、したり顔で「絶対こうなる」と言わんばかりに予想する人たちを信じることなどできるでしょうか?

もちろん、予想が当たってここから大きく株価が上昇する可能性もあります。でも、もし今が株価暴落の入り口だとしたら、今この時点で全力で買い向かうことによって、とてつもない損失が生じ、とてつもない大失敗につながってしまうのです。

株式投資は、1勝9敗でも利益を出すことができます。逆に、9勝1敗でも破産します。年初来安値更新銘柄が700を超え、TOPIXまでもが年初来安値を更新しているこの状況で株を買うという行為を繰り返していると、いつかは取り返しのつかない失敗につながります。

株式投資は、たった1回の失敗ですべてを失います。ですから、その可能性が高いときに株を買ってはいけないのです。私は、今年の10月以降はずっとその時期に当てはまると思っています。

なんで株価が値下がりしている途中に、しかもTOPIXも700銘柄以上の個別株も年初来安値を更新している最中に株を買う必要があるのか、私には全く理解できません。

株価が反発して上昇トレンドに転じてから買った方が、100倍安心・安全です。

今、株を買うことや、含み損を抱えた株を我慢して持ち続ける行為は「逆張り」です。そして9割の個人投資家が株式投資で失敗する最大の原因は「逆張り」です。

株式投資で大失敗したくなければ、逆張りの思考は捨て、順張りに切り替えることを強く強くお勧めします。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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