日本株大幅安・本当にいやになる相場ー2018年12月4日の日本株

<今日の日本株>
12月4日の日本株は、朝から終日値下がりを続け、日経平均株価の終値は前日比538円71銭安の22036円05銭と大幅安となりました。
TOPIXも大幅安、マザーズ指数も日経平均株価ほどの下落率ではないにしろ、下落しました。

値上がり銘柄618に対して値下がり銘柄3148とほぼ全面安に近い状態、年初来高値更新銘柄は20.年初来安値更新銘柄も20でした。

ADA指数は31.0%となり、前日の45.0%から大きく低下しました。本日の株価下落を受け、25日移動平均線を下回った銘柄のみならず、25日移動平均線を超えてすぐ反落して25日移動平均線近辺まで値下がりした銘柄も売却しました。加えて、25日移動平均線を下回った銘柄の新規空売りも若干ですが実行しました。

 

<底入れの形を作った矢先の急落>
個別銘柄をみると、オイシックス・ラ・大地(3182)など高値追いする銘柄もあったものの、ほとんどの銘柄が陰線を引いて大きく下落しています。

昨日、日経平均株価やTOPIXが底入れの形を作りましたが、やはりそれを確認してからの買いは遅すぎて危険だという予感が的中してしまいました。

底入れの形を作った後で多少の調整局面があるのは当然ですが、今日のように底入れの翌日に急落してしまうというのは何ともやりきれない気持ちになり、本当にいやになる相場環境です。

通常であればかなりの確率で底打ちする形を作っているにもかかわらずそうならない・・・これはやはり日本株が天井を打った表れのように感じます。

もちろん、個別銘柄の中にはまだ25日移動平均線を明確に上回っていて、強い動きのものもありますが、ここから日本株全体が再び反落すれば、それらの銘柄も下降トレンドに転じ、含み益もなくなって損切りにて売却を余儀なくされる可能性も十分あります。

ルールに従って損切りをしなければあっという間に塩漬け株になり、身動きが取れなくなってしまいますから損切りは実行しなければなりません。でも、上昇トレンド突入!と思った矢先に株価が急落するというのを繰り返されては、損切りの連続で非常にストレスがたまります。

それでも、底入れの形になったときにはある程度強気を貫かなければ、大きな上昇相場に発展した場合に利益を取り損ねます。今の損切りを一掃して余りある大きな利益を得るためには、やはり底入れの形になったならば買っていかざるを得ないのです。

本日の株価急落で、再び25日移動平均線を割り込んだ銘柄や、そもそも25日移動平均線に接近こそすれ超えることができなかった銘柄が結構あります。
明日の寄り付き次第ではありますが、弱い銘柄については再び空売りを積み、ここから株価が腰折れしたとしても買い銘柄の損切りによる損失を抑えるため、ロング・ショートのショートポジションを増やしていこうと思っています。

ちなみに、今日1日の日経平均株価のチャートをみると、実にきれいに一定のスピードで右肩下がりに値下がりしていることが分かります。このような動きは、先物主導でのヘッジファンドの売りしかけのことが多いです。ヘッジファンドはとりあえず売り仕掛けてみて、ダメならすぐ買い戻してきますが、上手く行った場合はどんどん売りを積み増していきます。つまりヘッジファンドも順張り投資なのです。

現時点で、日経平均株価やTOPIXは25日移動平均線近辺まで押し戻されています。明日の動きが正念場になりそうです。もし、明日も大きく値下がりして25日移動平均線を明確に割り込んだ場合は、買いを減らし、空売りを増やさざるを得ないと考えています。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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