予想以上に底堅い動きにー2018年12月5日の日本株

<今日の日本株>
12月5日の日本株は、前日のNYダウ800ドル安の急落を受け大きく値下がりしたものの、その後は急速に切り返す展開となりました。日経平均株価の終値は前日比116円72銭安の21919円33銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も同様に値下がりしたものの切り返しの動きでした。

値上がり銘柄1145に対し値下がり銘柄2552と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は7、年初来安値更新銘柄は108でした。

ADA指数は6.6%となり、前日の31.0%から大きく低下しました。25日移動平均線を割り込んだ保有株を売却したほか、下降トレンドにある株を少し多めに空売りしました。その結果、買いが売りよりやや多い程度のロング・ショートのポジションとなっています。

 

<多くの銘柄が陽線引けだが・・・>
個別銘柄をみると、大部分の銘柄が、朝方が最も安く、その後は株価が反発するという「陽線引け」で終わっています。
1日が終わってみれば、強い銘柄はしっかりと切り返して上昇するものが目立ちました。

ただ、その一方で、年初来安値更新銘柄が100を超えているように、弱い銘柄も結構あります。

私は買い銘柄については25日移動平均線を割り込んだもの以外は基本的に保有を継続しつつ、弱い銘柄の空売りを増やすことで、この乱高下する相場を乗り切りたいと思っています。ADA指数が大きく低下したのはその表れです。

さて、今日のように、前日のアメリカ株が大幅安となった場合、保有株をどう処理すべきか、非常に悩ましいところです。
保有株は売らずに1日様子を見る、というのが今日の正解でしたが、いつも今日と同じようになるとは限りません。時には、いくら安く寄り付こうとも朝一番で売ってしまった方がよい、という結果になることもあります。

つまり、終わってみるまで正解は分からないというのが現実なのです。

私は、朝方は買い銘柄の売却よりも、むしろ空売りを積極的に実行しました。そして昼休みの株価の様子をみて、明確に切り返して25日移動平均線近辺まで戻った空売りは損切りして撤退、買い銘柄で25日移動平均線を割り込んでいるものは売却、という行動でした。

朝から大幅安で寄り付きそうなとき、私は25日移動平均線近辺にある保有株は朝の気配をみて、安く寄り付きそうならそこで売ってしまいます。また、25日移動平均線から十分上にある銘柄については昼休みまで待ちます。そして今日のように、朝方が最も安く、そこから切り返して反発しているものについては、安値が25日移動平均線の少し(2%~3%)下にあれば、今度はそこを割り込んだら売却とする逆指値注文を出しておきます。一旦切り返したものの、再度安値を割り込むならば、その銘柄の動きは弱いと判断できるからです。

あとは、保有株のうち半分は寄り付きで売却し、昼休みの状況をみてもう半分も売却、もしくは反発していれば寄り付きで売却した分を買い戻す、ということもよく行います。
昼休みに株価を見れないようであれば、昼休みではなく翌日の寄り付きに同じことをしてもよいですが、できれば昼休みにチェックできた方が有利です。

とにかく、自分が下した判断がうまく行くこともそうでないことも両方起こるのが株式投資です。ですから、「今日は寄り付きは安いが反発するに違いない」などと決めつけるのではなく、自分で決めたルールに従って行動し、成功も失敗も繰り返す中でトータルでそれなりの利益を目指す、という姿勢でいることが重要です。
「反発するに違いない」という予想がもし外れたら、大きな損失につながります。動いた結果が裏目に出てもよいのです。大きな損失につながる行動さえ避けていれば、長い目でみれば十分にプラスの成果が出るはずなのですから。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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