押し目?それとも下落?-2018年10月9日の日本株

<今日の日本株>
3連休明けの10月9日の日本株は朝から終日大幅安となりました。日経平均株価の終値は先週末比314円33銭安の23469円39銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅安となりました。

値上がり銘柄719に対し値下がり銘柄3013と全面安に近い状態、年初来高値更新銘柄は25、年初来安値更新銘柄は93でした。

ADA指数は16.4%となり、先週末の37.2%から大きく低下しました。25日移動平均線を割り込んだ保有株の売却や、新規空売りの追加を実行したことによるものです。

 

<現状は押し目ではなく下落相場>
個別銘柄をみると、TDCソフト(4687)など高値更新をする銘柄もありましたがごくわずかで、それよりも年初来安値更新となる銘柄が目立ちました。

現状、日経平均株価は25日移動平均線の少し上、TOPIXは25日移動平均線上ですが、マザーズ指数は明確に25日移動平均線を下回っています。

日経平均株価だけみれば、「押し目買い」の範疇ですが、相場全体で見れば高値更新銘柄よりも安値更新銘柄の方がはるかに多いのですからどう考えても下落相場です。

もちろん、上昇トレンドの個別銘柄もありますから、そうした銘柄は保有すればよいですし、大きく上昇していた銘柄が25日移動平均線近辺まで落ちてきたなら、押し目買いをするのもよいでしょう。

しかし、25日移動平均線を割り込んだなら、それは下降トレンドへの転換ですから「押し目買い失敗」です。速やかに売却し、再度25日移動平均線を超えるまで買いは控えるべきです。

押し目買いは、「下がれば買い」だけではありません。「さらに下がれば損切り」、これを徹底しないと、押し目買いで安く買ったつもりが、大きな損失に結びついてしまいます。

短期的には売られすぎの水準に達していますから、そろそろ反発もしそうですが、下降トレンドの銘柄は買わない、上昇トレンドの銘柄だけ保有する、これを徹底しなければ負けが込む相場であることをよく認識してください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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