二極化相場引き続き継続ー2021年11月19日の日本株と今週の投資戦略

11月19日の日本株

週末11月19日の日本株は、日経平均株価が上昇したものの上値も重く、終値は前日比147円21銭高の29745円87銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は1%超の下落となりました。

値上がり銘柄1771に対し値下がり銘柄2078とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は59、年初来安値更新銘柄は124でした。

ADA指数は25.7%となり、前日の32.2%から低下しました。保有株の売却、新規空売りの実行などを行ったことによります。引き続き上昇トレンドの株を買い、下降トレンドの株を空売りするロング・ショートのポジションとなっています。

決して無理をしない

個別銘柄をみると、トーメンデバイス(2737)、Zホールディングス(4689)、カチタス(8919)など高値更新となる銘柄もある一方、年初来安値更新銘柄が100を超えており、引き続き強い銘柄と弱い銘柄が混在する二極化相場の様相で、かつ全体としては下げ相場です。

ただ、個人的には直近の運用成績はそれほど悪くはなく、上昇トレンド銘柄をしっかり保有できていれば、そんなに悲観する状況までには至っていません。

それでも、年初来安値更新銘柄の方が年初来高値更新銘柄を恒常的に上回るということは、全般が下降トレンドにあるので警戒すべきですし、買いのポジションを膨らませていくような局面ではありません。

私はロング・ショート戦略により、買いのポジションと空売りのポジションの両方があるため、もしここからマーケットが強い動きとなったら空売りを外すことによりトータルの買いポジションが上昇します。逆も然りで、株価がさらに下がったら、買いを外すことで空売り中心のポートフォリオになりますから下げ相場に強いポジションになります。

マーケットの方向性が上下どちらかに明確に現れてから行動すると、すでに先行銘柄は動いてしまっている後なので、出遅れ銘柄しか買うこと(空売りすること)ができません。今のような二極化相場の時は、買い・空売りの両方を持つことでその後の株価がどのように変化したとしても対応することができます。空売りができる方は、二極化相場ではロング・ショート戦略をお勧めします。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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