<今日の日本株>
月が替わり10月1日の日本株は、終日強含みの展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比125円72銭高の24245円76銭でした。
TOPIXも上昇しましたが小幅高にとどまっており、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄1937に対し値下がり銘柄1756とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は67、年初来安値更新銘柄は13でした。
ADA指数は80.2%となり、先週末の82.3%から少し低下しました。保有株のなかで25日移動平均線を割り込んだものがあったので、それらを売却したことによります。強気スタンスのまま変更はありません。
<日経平均株価は強いが・・・>
個別銘柄をみると、朝日インテック(7747)、新日鉄住金ソリューションズ(2327)、リクルートホールディングス(6098)など高値更新となる銘柄も散見されますが、全体的には上昇トレンドこそ続いているものの伸び悩みの動きという感触です。
本日も、日経平均株価だけが強く、TOPIXはほぼ横ばい、マザーズ指数に至ってはマイナスという状況、値上がり銘柄と値上がり銘柄もほぼ同数、そして年初来高値更新銘柄が減少傾向なのに対して年初来安値更新銘柄がじわじわと増加しています。
私自身も利益こそ日々増加していますが、日経平均株価のような勢いはない、というのが正直なところです。多くの個人投資家の方も、「日経平均株価が大きく上昇している割には保有株はそれほど上がらないなあ」と思っているのではないでしょうか。
NT倍率というものをご存知でしょうか。これは、日経平均株価がTOPIXの何倍かを表すものです。実は今年に入り、NT倍率が上昇を続けているのです。
NT倍率が上昇しているということは、日経平均株価の方がTOPIXより強いことを表します。一般的に、個人投資家は日経平均株価に採用されていて、日経平均株価への影響度が高い銘柄への投資をあまりしませんので、NT倍率が上昇傾向にあるときは、日経平均株価が上昇しても、あまり利益が得られないということになります。
まさに現在の株価上昇はそのような状況になっており、日経平均株価連動型のETFや、日経平均先物へ大量に投資していなければ、儲からない相場といえます。
もちろん、ここからTOPIXやマザーズ指数が明確に上昇に転じるような動きとなれば、利益が取れるようになりますが、現時点で私たちができることは、上昇トレンドにある銘柄の保有を続け、株価の大きな上昇を待つだけです。
そろそろ日本株全体が短期的な調整局面に入る可能性もあり、その場合弱い銘柄は即座に下落に転じると思います。そうした銘柄は速やかに処分し、強い銘柄に入れ替えるなどの措置が必要と感じます。
<お知らせ>
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この機会に、マネックス証券の口座開設もご検討いただければと思います。
セミナ-について、詳しくは↓のリンクをご覧ください。
https://info.monex.co.jp/news/2018/20180911_01.html
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。