今日の日本株(2016年12月21日)

<今日の日本株>
12月21日の日本株は朝方高かったものの後場に入って売られる展開となりました。日経平均株価は前日比50円04銭安の19444円49銭で引けました。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄1125に対し値下がり銘柄2405と値下がりが優勢でした。年初来高値更新銘柄は158と引き続き高水準ではあります。年初来安値更新銘柄は2でした。

今日のADA指数は71.0%となり、前日の75.0%からやや低下しました。動きの弱い銘柄や、25日移動平均線を割り込む銘柄が出てきているため、それらを売却するなどした結果です。

<ところどころ弱い動きも散見されるように>
今日は日経平均株価だけでなく、個別銘柄の多くも朝方強くそこから値下がりするものが目立ちました。その結果、グローブライド(7990)など高値圏で大きめの陰線を引く銘柄が散見されています。また、前田建設工業(1824)のように、25日移動平均線を割り込む銘柄もちらほら生じています。
25日移動平均線を割り込まずとも、今日は陰線で引けて伸び悩みとなった銘柄が多かった印象です。
私自身、ここ数日は利益が伸び悩む状況が続いており、そろそろ調整入りかもしれないな、とは感じています(もちろんいつから調整するかは分かりませんから、上昇トレンドの銘柄はできるだけ保有を続けるようにはしていますが)。
いくら上昇相場であっても、どこかで適度な調整を挟むのが通例ですから、そろそろ全力投球は避け、少なくとも25日移動平均線を割り込むような動きの銘柄はいったん売却しておくことが望まれます。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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