<今日の日本株>
8月1日の日本株は、日経平均株価が終日強い展開で、後場は一段高となりました。日経平均株価の終値は前日比192円98銭高の22746円70銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄1941に対し値下がり銘柄1701とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は37、年初来安値更新銘柄は38でした。
ADA指数は42.5%となり、前日の38.2%から上昇しました。上昇トレンドに復帰した銘柄の買い直しなどを行ったことによります。
<決算発表の通過待ち>
個別銘柄をみると、トラスト・テック(2154)、MonotaRO(3064)、テクマトリックス(3762)、アニコムホールディングス(8715)など高値更新となる銘柄もいくつかありました。
ただ、全体でみれば、高安まちまちの難しい動きになっています。
実際、日経平均株価が200円近く上昇したにもかかわらず、値上がり銘柄と値下がり銘柄はほぼ同数となっています。
従来から続いているように、日経平均株価が強いとマザーズ指数が弱いという関係になっています。言い換えれば日経平均株価がいくら強くなっても、個人投資家が利益を伸ばせる環境にはなりにくいということです。
マザーズ指数の本格上昇を期待したいものです。
それに加え、決算発表シーズンによる株価の乱高下に翻弄される時期でもあります。どうしても一定数は保有株の急落に巻き込まれますので、多少の損失は覚悟しなければなりません。
この損失をできるだけ小さくするためには、複数の銘柄への分散投資をするのが最も有効と思います。資金量にもよりますが、できれば30銘柄以上、少なくとも10銘柄以上に分散しないと、決算発表による株価急落で資金を多く失ってしまいかねません。
決算発表が終われば、株価は再び正常モードの動きに戻ります。表面的な数字が悪かったため決算発表で売られても、実態に問題ないとプロ投資家が判断すれば、再び株価は浮上して上昇トレンドに復帰します。そのタイミングは絶好の買い時の1つのなりますので、決算発表により株価が大きく下がったからと言って、ウォッチ対象から安易に外さないようにしましょう。
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