水曜日の急落は帳消しにー2017年12月8日の日本株と今週の投資戦略

<12月8日の日本株>
週末12月8日の日本株は大幅に上昇し、日経平均株価の終値は前日比313円05銭高の22811円08銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しましたが、上昇率は日経平均株価が最も大きくなりました。

値上がり銘柄2396に対し値下がり銘柄1228と、値上がり優勢ではあるものの全面高とはいかず、日経平均株価上昇の割には値下がりが多い展開でした。年初来高値更新銘柄は163まで増えてきました。年初来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は76.6%となり、前日の68.4%から大きく上昇しました。25日移動平均線を一時割り込んでいたものが次々と再び超えてきたため、買い戻しなどを行ったことによります。
水曜日には60.1%まで低下しましたが、結局もとの完全強気状態に戻りました。

 

<強い銘柄は続々と高値更新>
日経平均株価はまだ先の高値を更新していませんが、個別銘柄では強い銘柄は次々と高値を更新しています。
オープンハウス(3288)、日精エー・エス・ビー機械(6284)、ジャフコ(8595)、アニコムホールディングス(8715)、アリアケジャパン(2815)、ユニオンツール(6278)など多岐にわたります。

ADA指数も結局はもとの強気状態に戻りましたし、水曜日の急落はなかったものとなりました。再び強い銘柄の上昇トレンドには素直に乗り続けていけばよいと思います。

水曜日の急落の原因はおそらく先物の売り仕掛けであり、トランプ大統領の発言による下落というのは後講釈です。

そして木曜日、金曜日と売り仕掛けた向きが失敗と判断して買い戻したのが大幅反発の原因です。

日本株は、ヘッジファンドが時々先物を使って売り崩しを図ろうとしますが、思ったほど下げが続かないとみるや、すぐに反対売買をして買い戻しをしてきます。
それが短期間の急落→その後の急騰の理由です。

このような急落→急騰の際は、下がるときも上がるときも日経平均株価の変動率が大きくなります。なぜなら、日経平均先物を使って売り崩してくるからです。

水曜日の急落も、確かに多くの銘柄が下がりましたが、意外と個別銘柄ではそれほどでもないものが多かったはずです。
もちろん25日移動平均線を割ったら売却するクセをつけておかないと、本格的な下落となったとき大変なことになりますが、25日移動平均線を割り込まない限りは、例え日経平均株価が急落しても動じず保有を続けることが重要です。

私も水曜日の時点で保有株を減らしたとはいえADA指数60%をキープしていましたから、木曜日、金曜日の大幅反発にも対応できました。これが、水曜日の急落にびっくりして保有株を全部売却してしまうようでは、マーケットに翻弄されているとしか言いようがありません。

マーケットに翻弄されないようにするには、やはりルールを決めることです。私のルールは25日移動平均線を上回っている限り保有継続、割り込んだら売却という、非常にシンプルなものです。

でも、このルールがあるからこそ、水曜日の急落、そして木曜・金曜の急騰も問題なくやりすごすことができています。

皆さんも、ルール作りの重要性に、ぜひ気づいていただければと思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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