米株高に日本株ついていけずー2017年7月14日の日本株と今週の投資戦略

<7月14日の日本株>
3連休を前にした日本株は、前日終値付近でもみあいの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比19円05銭高の20118円86銭でした。TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄2057に対して値下がり銘柄1465とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は115、年初来安値更新銘柄は9でした。

7月14日のADA指数は70.1%となり、前日の71.4%から少し下落しました。ここ数日は、上昇トレンドに転じた銘柄を買う一方、それにより増えた買いポジションを調整するため、他の保有銘柄を売るという形により、ADA指数が70%、つまり投資可能資金に対する実際の保有株の金額が70%程度に収まるように調整しています。
概ね強気なのですが、あくまでも個別銘柄ベースの話であり、日経平均株価はなかなか高値更新とならず、もやもやした動きが続いています。

<私が注目している個別銘柄の動きとは>
個別銘柄でみると、VOYAGE GROUP(3688)、エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)、サカタインクス(4633)など高値更新となる銘柄も結構ありますが、この動きが相場全体に広がるといった形にはなっていません。あくまでも個別株物色の局地戦といった様相です。

そんな中、私が注目している銘柄群は、右肩上がりの上昇を続けた後、ここ1ヶ月程度調整局面となっている銘柄です。
そのうち、ラウンドワン(4680)は既に高値更新となりましたが、例えば日本M&Aセンター(2127)や寿スピリッツ(2222)など、ようやく25日移動平均線近辺まで戻ってきた銘柄が、ここからさらに上昇を続け、高値更新の動きとなるか、注目しています。

なぜなら、これらの銘柄が再度高値更新の動きとなれば、右肩上がりの上昇を続ける銘柄がさらに上値を追う展開となることが予想されるからです。
もしそうなれば、出遅れ銘柄の今後の上昇を待ち伏せるより、実際に上昇している銘柄に乗った方がはるかにパフォーマンスが良くなることが期待できます。

<史上最高値を更新するアメリカ株・ついていけない日本株>
日本株全体の動きでいえば、高値圏には確かにあるものの、なかなか高値更新できない状況が続いています。アメリカ株は連日の史上最高値更新ですから、非常にもどかしい動きであるものの、この最たる要因は、アメリカ株高と円高がセットになっていることでしょう。

やはり、日経平均株価は円安にならないと高値更新とはならないのです。

そうなると、円高であっても業績に影響がない銘柄群、つまり右肩上がりの上昇を続けている、好業績内需系成長株が再度注目されるのではないかと思っています。

結局のところ、従来と同じことが続いているだけで、出遅れ銘柄を安いと思って買っても一向に上昇せず、すでに底値から5倍、10倍にも上昇してここから買うのに抵抗感の高い、右肩上がりの上昇銘柄に乗るのが正しい選択となるという状況が続きそうです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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