全体調整局面も強い銘柄も多い-2017年11月14日の日本株

<今日の日本株>
11月14日の日本株はほぼ横ばいの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比98銭安お22380円01銭でした。 TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1262に対し値下がり銘柄2379と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は96とまだまだ高水準なものの、ピークよりはだいぶ減りました。一方、年初来安値更新銘柄もじわじわと増加し、18に達しています。

いくら日経平均株価が22000円台まで駆け上がっても、弱い銘柄は弱いわけで、そういう銘柄を持ち続けていてはいけないということがよく分かります。

今日のADA指数は60.3%となり、前日の59.8%からほぼ変わらずでした。決算発表等で25日移動平均線を割り込んだ銘柄を売る一方、株価が大きく上昇してなかなか買えなかった銘柄がだいぶ下がって25日移動平均線に近づいてきましたのでそれらを少し買い仕込みました。

 

<結局はいつも通りのことをやるだけ>

昨日は日経平均株価が弱いわりに個別銘柄は強かったですが、今日は逆に日経平均株価が下がらないにもかかわらず個別銘柄には弱いものが目立ちました。

個別銘柄の動きをみると、まだまだ高値更新となる銘柄は出ています。アリアケジャパン(2815)、荏原製作所(6361)、福島工業(6420)、青山財産ネットワークス(8929)などが高値更新となりました。

一方、ラウンドワン(4680)など、好決算の発表で急騰した翌日にすぐに頭打ちになる銘柄が目立っており、足元の相場環境は調整局面にあると感じます。

さらに、シノケングループ(8909)など、好業績であっても決算発表をきっかけに売られた銘柄が、その後も下落が止まらないケースも目立っているので、下降トレンドになったら一旦売る、というクセをつけておくべきです。 もし本格的な下落相場になった場合、25日移動平均線割れでしっかり売っておかないと、そこからの大きな下落で大変なことになりかねません。

先週木曜日の高値から日経平均株価も、日本株全体も調整局面入りしているわけですが、今日も100銘柄近くの個別銘柄が高値更新していることからもわかる通り、決してすべての銘柄が弱いわけではありません。

結局は、いつもどおり保有株が上昇トレンドを継続している限りは保有を続け、下降トレンドに転じたら売る、というルールにしたがって淡々と行動するだけです。

そのうえで、ここから日本株がさらに大きく上昇するとするならば、10月の日経平均株価の上昇局面で同じように上昇した銘柄が大きく上昇する可能性が高いです。

日経平均株価が上がり続けるようなスケールの大きい相場になると、内需系好業績成長株にはあまり資金が回らず、株価が上がらない可能性もあります。

9月以降の株価を見て、例えば証券株のように、底値から立ち上がってこれから本格的に大きく上昇しそうな銘柄もある程度は組み入れておきたいと思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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