下降トレンド転換間近の銘柄多数ー2017年10月17日の日本株

<今日の日本株>
10月17日の日本株は続伸し、日経平均株価の終値は前日比80円56銭高の21336円12銭でした。TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は今日も下落となっています。

値上がり銘柄1765に対し値下がり銘柄1823とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は前日よりだいぶ減り140、年初来安値更新銘柄は1でした。

今日のADA指数は72.4%となり、前日の78.3%から低下しました。25日移動平均線を割り込む保有株がいくつかあり、それらを売却したことによるものです。

 

<25日移動平均線割れ寸前の個別銘柄が多数存在>
個別銘柄の動きをみると、オムロン(6645)、フェローテックホールディングス(6890)など高値更新する銘柄もありますが、総じて伸び悩み、軟調な動きとなっているように感じます。

ファンコミュニケーション(2461)、ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)など25日移動平均線を割り込む銘柄が目立ち、TOPYO BASE(3415)のように25日移動平均線を割り込んだ後株価下落が加速しているものもあります。

私の保有株でも、かなりの銘柄が25日移動平均線割れ寸前という状況になっており、日経平均株価の続伸からはなかなか想像できない形です。

とはいえ、日経平均株価だけがスルスルと上昇する局面というのは決して珍しくなく、その場合、個別銘柄が先に天井をつけ調整局面に入ることになります。

いくら日経平均株価が上昇を続けていたとしても、保有株が下降トレンドになったら売却する、そのクセをつけておかないと、やがて来るであろう暴落の局面で大きく資産を減らすことになってしまうでしょう。そうならないように、今のうちから「下降トレンド⇒売り」という習慣をつけておきましょう。

 

<神戸製鋼所の買いタイミングは?>
不正問題に揺れる神戸製鋼所(5406)、株価も大きく下落しています。株価が大きく下げる局面で売買高も膨らんでいますが、株価下落の途中で買うのは禁物です。

セオリー通りにいけば、25日移動平均線を超えるのを待って買うべきですが、今の株価853円、25日移動平均線1218円ですから、今からだいぶ高い水準にならないと買えない可能性が高そうです。

そこで株価の動きに注目すると、10月16日に774円の安値をつけています。ここを下回ったら損切りという形で買うという方法もあります。今の株価が853円ですから、損切りとなった場合の損失率も約10%に収まります。

個人的には、不祥事のあった会社の株を買うことはあまりしませんが、どうしても株価急落した銘柄を買いたいというのであれば、直近安値から少し反発したところを、直近安値割れで損切りという上限で買うというのも1つの戦略です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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