<今日の日本株>
週明け10月16日の日本株は上昇を続け、日経平均株価の終値は先週末比100円38銭高の21255円56銭でした。TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は1%近い下げとなりました。
値上がり銘柄2066に対して値下がり銘柄も1586ありました。年初来高値更新銘柄はかなり増加して262、年初来安値更新銘柄は2でした。
今日のADA指数は78.3%となり、先週末の70.8%から上昇しました。新たに上昇トレンドの銘柄を買ったほか、先週末一旦売却した銀行株を、直近高値超えにより買い直したことなどによります。
<下降トレンドの銘柄も結構多い>
個別銘柄をみると、年初来高値が262も出ているものの、個人的にはあまり実感がわきません。私のウォッチ銘柄や保有銘柄の中に、年初来高値更新銘柄がそれほど多くないからです。
確かに、ショーボンドホールディングス(1414)、アリアケジャパン(2815)、ツルハホールディングス(3391)、アドバンテスト(6857)など順調に高値更新している銘柄はたくさんありますが、決して全面高の展開にはなっていないのが現状です。
今日の動きを見ても、年初来高値が262あるにもかかわらず、値下がり銘柄が1586にも達しているわけです。
私のウォッチ銘柄の動きからみると、3分の1は上昇トレンドになっていません。また、ここへきて25日移動平均線を割り込む銘柄も結構あります。
日経平均株価が上昇を続けているからといって、個別銘柄も同じように上昇するわけではないのが今の日本株です。
保有株が下降トレンドになったらしっかりと売却しておくべきですし、下降トレンドの銘柄を安易に買わないようにしておかなければいけません。
<どこまでなら飛びついて買うか?>
ところで、ここまで株価が上昇してくると、新しく買いたいけれど、株価がすでに上昇してしまって買いにくい、というケースも出てくると思います。
こんなとき、私は「25日移動平均線からのかい離率」で判断しています。
例えば、ウォッチ銘柄には入っているものの、今回は他の銘柄を買ったため買いを見送ったユニバーサルエンターテインメント(6425)があります。
この銘柄はここ最近順調に上昇していて、16日時点での25日移動平均線からのかい離率が24%にも達しています。
このように、25日移動平均線からのかい離率が大きい場合、私は新規買いするのをあきらめます。高値掴みとなり、大きな損失が生じる恐れがあるからです。
では、どのあたりまでなら買うかと言えば、本当に欲しい、という銘柄の場合でも10%まで、通常は5%程度までです。
16日時点での25日移動平均線は3268円のレベルにありますから、3400~3500円程度であれば新規買いをしてよい、という感じです。実際の株価は4065円ですから、到底手を出せないです。
こうした株価が大きく上昇して25日移動平均線を大きく上回っている銘柄がここ最近増えています。もちろんこれらに飛びついて買った結果、うまく行くケースもあるでしょう。しかし、リスク管理の面からは、25日移動平均線からのかい離率が大きくなってしまった銘柄を無理に追いかけるのは避けるのが賢明です。
なお、株価が底値から大きく上昇していたとしても、25日移動平均線からのかい離率が小さいのであれば私は問題なく新規買いをします。25日移動平均線を割り込んだら、小さい損で損切りすればよいだけですから、それほどリスクを感じることはありません。
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