日経平均株価21年ぶりの高値にー2017年10月13日の日本株と今週の投資戦略

<10月13日の日本株>
週末10月13日の日本株は大幅高となり、日経平均株価は前日比200円46銭高の21155円18銭と21000円の大台を更新、1996年以来21年ぶりの高値水準に達しました。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。

値上がり銘柄1962に対し値下がり銘柄1673とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は185、年初来安値更新銘柄は3でした。

ADA指数は70.8%となり、前日の81.6%から大きく低下しました。といっても弱気に転じたわけではなく、株価の動きの鈍い銀行株を全て売却したことが大きな要因です。新規買いの枠を新たに作り、上昇トレンドの銘柄を組入れていく予定です。

 

<個別銘柄も順調なものが目立つ>
個別銘柄をみても、順調なものが目立ちます。おなじみの日本M&Aセンター(2127)、フェローテックホールディングス(6890)、PALTAC(8283)、アリアケジャパン(2815)、オムロン(6645)など、高値更新となる銘柄も数多く生じています。

また、リンクアンドモチベーション(2170)など、しばらく下落が続いていたものの再度25日移動平均線を明確に超えてきたものも目立ちます。

 

<値上がりしやすい銘柄とそうでない銘柄>

とはいえ、マザーズ指数が下落、値下がり銘柄も1600以上あるというように、日経平均株価が高値更新となっても、個別銘柄も同じようにはいかないのが今の日本株の難しいところです。

つまり、株価が上昇しやすい銘柄を選ばないと、下手をすると利益どころか損失を被ってしまうこともありうるのが今の相場です。

例えば、エン・ジャパン(4849)とリブセンス(6054)は、共に求人情報サイトを運営しています。

しかし、同じ業種であるにもかかわらず、両社の株価の動きは全く異なっています。エン・ジャパンが右肩上がりの上昇で上昇トレンドを続けている一方、リブセンスは株価下落が止まらず下降トレンドが続いています。

両社の株価の動きの差が生じる理由はずばり「業績」の差です。増収増益が続くエン・ジャパンの株価が上昇し、業績がパッとしないリブセンスの株価が下がってしまうのは、当たり前の話です。

一昔前は、日経平均株価が上昇すれば、業績が悪かろうがなんだろうが、どの銘柄も一斉に株価が上昇したものです。しかし今はそうはいきません。
業績の裏付けがあり、株価が上昇しやすそうな銘柄を選び、上昇トレンドが続く限り保有を継続して利益を伸ばす、これこそが今の日本株における攻め方の王道といえます。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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