状況が悪化した銘柄が目立つー2021年7月1日の日本株

7月1日の日本株

7月1日の日本株は、朝からじり安の展開となりました。後場多少戻したものの、日経平均株価の終値は前日比84円49銭安の28707円04銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1375に対し値下がり銘柄2393と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は36、年初来安値更新銘柄は54でした。

ADA指数は52.6%となり、前日の57.4%から低下しました。下降トレンドに転じた保有株の売却や、新規空売りなどを行いました。

上昇トレンド維持もチャートは悪化

個別銘柄をみると、東映アニメーション(4816)やミダック(6564)など高値更新となる銘柄も散見されました。ただ、この両銘柄を含め、多くの銘柄が陰線引けとなっており、セラク(6199)のように大陰線を引いているものも目立ちました。

まだ多くは25日移動平均線の上での下落なので、上昇トレンドは維持しているのですが、これまで5日移動平均線をも上回る順調な上昇をみせていたものが、一気に大きな陰線を引いて下落しているため、チャートをみると一気に形状が悪化した印象を持ちます。

さらには、年初来安値更新銘柄の数が年初来高値更新銘柄の数を上回っていて、下降トレンドの銘柄もじわじわと増えていますし、弱い銘柄は全く上がらないという状況です。

強い銘柄もまだ多いので弱気になる必要はないと思いますが、少なくとも下降トレンド銘柄にしがみついて含み損を拡大させることは避けるべきでしょう。個人的には、下降トレンド銘柄への空売りをもう少し増やし、ロング・ショート戦略を鮮明にして、ある程度は攻めつつも守りも固めようと考えています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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