好業績株が強い動きに-2017年9月28日の日本株

<今日の日本株>
9月28日の日本株は、終日強含みの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比96円06銭高の20363円11銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄2456に対し値下がり銘柄1166と値上がり優勢でした。年初来高値更新銘柄は216まで増加、年初来安値更新銘柄は6でした。

今日のADA指数は76.8%となり、前日の76.6%から横ばいでした。ただ実態は、一旦25日移動平均線割れで売却していた銘柄の再度の移動平均線超えを買い直したため、ADA指数がこれ以上上昇しないように他の保有株を売却したものです。
上昇トレンドの銘柄が増えていて、全ての銘柄を買えないため、より自分にとって重要度の高い銘柄を優先的に買うようにしています。

<二極化相場の「勝ち組」が強い動きに>
個人的には、今日はかなり利益(含み益)が増加した1日でした。
私の保有株の中心である、中小型の好業績株で、二極化相場にて上昇を続けていた銘柄は、ここ最近調整含みの動きとなっていました。しかし今日は、多くの銘柄が切り返し、再度25日移動平均線を明確に超えてきたものも目立ちました。

例えば朝日インテック(7747)、アウトソーシング(2427)などであり、ノジマ(7419)に至っては一気に高値更新となりました。

またパーソルホールディングス(2181)、バリューHR(6078)など強い動きを続けて順調に高値更新をしている銘柄も数多くあります。

さらにはヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)、RIZAPグループ(2928)、アルコニックス(3036)など、大幅高で高値更新となったものも目立ちました。

銀行株、証券株なども上昇してはいますが、今日1日だけの動きで見れば、以前の二極化相場を彷彿とする動きでした。

こうした点を踏まえ、当面の戦略方針としては

・もともとの二極化相場で勝ち組だった、中長期的に右肩上がりに上昇を続けている中小型好業績株については上昇トレンドが続く限り保有。(全体の7~8割程度)

・銀行株、証券株など二極化相場で負け組だった東証1部大型株などは、先日投資した分は上昇トレンドが続く限り保有。(全体の2~3割程度)

とし、例えば中小型好業績株から東証1部大型株に積極的に資金シフトすることはしないようにします。

今後の展開によってはまた戦略も変わりますが、中小型好業績株が上値追いを続ける限りは、現状のポジションを継続するつもりです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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