特に変化なしー2017年7月6日の日本株

<今日の日本株>
7月6日の日本株は、後場に向けて弱含みの動きとなり、日経平均株価の終値は前日比87円57銭安の19994円06銭と、20000円の大台を割り込みました。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1689、値下がり銘柄1768とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は96、年初来安値更新銘柄は6でした。

今日のADA指数は60.0%となり、前日の56.9%からやや上昇しました。上昇トレンド銘柄を少し新規買いしたための上昇です。

<全般的には特に変化なし>
日本株全般で見れば、特に何か変化があったような感じはありません。強い銘柄は強く、そうでない銘柄は弱いという二極化相場の中で、今まで出遅れていた銘柄が少し底打ちから上昇の兆しがある、という状況です。

スミダコーポレーション(6817)、プレサンスコーポレーション(3254)、弁護士ドットコム(6027)など上値追いの銘柄がある一方、アルビス(7475)など明確に25日移動平均線を割り込む銘柄もあります。

日本株全般が、方向感の乏しい展開であるためかなりやりにくい相場ではありますが、基本方針をまとめると次のとおりです。

・内需系高成長株:上昇トレンドが続く限り保有継続、下降トレンドになったら売却
・出遅れ銘柄(鉄鋼株、銀行株など):上昇トレンドになったら新規買い

いつまでも内需系高成長株が上昇を続けるわけでもないので、これまで保有をしていた内需系高成長株が下降トレンド転換に伴い売却したことにより得たキャッシュを、上昇トレンドへ転換した出遅れ銘柄にシフトさせていく戦略です。

これにより、今後上昇の中心が今までと全く異なることになったとしても、そこそこ対応できるはずです。

 

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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