<ご連絡>
楽天コラム400回連載おめでとうございます。
先日テーマを募集された際に、 「利益を上げている投資家は、普段どのような行動をとっているのか」という質問をさせていただいた者です。
私自身を含め、多くの個人投資家に役立つのではないかと思いましたので、テーマに取り上げていただきありがとうございました。
私は足立さまの投資法に出会い、少しずつではありますが着実に利益が出せるようになってきました。 また、下落相場では早期に損切りができるようになり、資金を大きく減らしてしまうことがなくなりました。
株価トレンド分析の長所は、損失は少なく利益は大きく伸ばせることですが、最も力が発揮されるのは、“退場”に追い込まれるリスクを非常に小さくしてくれるため、生涯を通じて投資が楽しめることではないかと思っています。
立場の弱い個人投資家が、海千山千のプロ投資家と同じ土俵で戦うには、必須の知識ではないかとさえ思います。
これからもコラム、ブログをぜひ参考にさせていただきます。 足立さまが今後ますますご活躍されることをお祈りしています。
<ご返答>
ありがとうございます。
おっしゃる通り、私の実践する株価トレンド分析よりも高いパフォーマンスを上げることのできる方法は多々あると思います。
しかし、私は「大きな損失を避ける」ことを最も重視しています。ですから他の手法よりもかなり慎重です。
慎重であるがゆえ、他の(ややイケイケで高リスクの)方法より、特に緩やかな上昇局面ではパフォーマンスに劣ることもあります。
しかし、ひとたび長期的な下落相場や、暴落局面になると、私の手法は威力を発揮します。一定以上の下落局面になると、私の手法は損失の拡大がなくなるからです。
それでいて、長期的な上昇トレンドが続けば、資産を何倍にも増やすことができますので、悪くない手法と思います。
アベノミクス相場が始まって以降、急落が起きてもその後株価が戻っていますので、高リスクな投資手法が結果として「正解」になっています。
しかし、そうした手法も、大暴落が起これば一気に通用しなくなります。
大暴落を乗り切ることができる手法こそが、個人投資家が取り入れるべき手法だと思っています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。