今日の日本株(2017年5月25日)

<今日の日本株>
5月25日の日本株は、朝安後上昇に転じ、日経平均株価の終値は前日比70円15銭高の19813円13銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。

値上がり銘柄1692に対して値下がり銘柄1776とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は220と高水準、年初来安値更新銘柄は13にとどまりました。

今日のADA指数は73.7%で、昨日の73.1%から若干上昇しました。基本的には多少の銘柄入れ替えを行っているくらいで、強気継続に変わりはありません。

<騰落レシオはピークアウトの可能性>
今日も強い銘柄は引き続き強く、オープンハウス(3288)、うるる(3979)、第一稀元素化学工業(4082)、古河電気工業(5801)など高値更新の動きとなりました。また、リブセンス(6054)は週足ベースでの直近高値を更新し、中期的な上昇の初動の可能性もあります。

ここで25日騰落レシオをみてみると、今日は156.7%であり、昨日の164.5%から低下しました。昨日書きました通り、騰落レシオの160%超えは異常値であり、しばらくは調整局面に入る可能性が高いです。
ということは、個別銘柄の動きとしては、今日のように高安まちまちという展開がしばらく続くものと思われます。

<株価急騰銘柄への飛び乗りは超ハイリスク>
足元では、仕手系材料株と呼ばれるような、業績がイマイチながら株価だけ急上昇する銘柄がいくつか出ています。例えば、伊豆シャボテンリゾート(6819)、リミックスポイント(3825)などです。

リミックスポイントの25日移動平均線からのかい離率は80%近くに達しています。伊豆シャボテンリゾートはかい離率40%、昨日の株価急騰時には一時100%近くまで達しました。

このように、25日移動平均線から大きくかい離している銘柄を、昨日(5月24日)の寄り付きで買った場合、いずれも高寄りしたあと株価は大きく下落していますので、あっという間に含み損を抱えてしまいました。

このうち、リミックスポイントは今日ストップ高しましたら昨日の新規買いは正解、対して伊豆シャボテンリゾートは今日も値下がりしていて、昨日の買値からはすでに20%の含み損となってしまっています。

このような、業績の伴わない急上昇を見せる銘柄には、短期間で利益を得たい投資家がたくさん群がります。その結果、株価が乱高下したり、数日の株価上昇で天井をつけて相場がすぐ終わってしまうことがよくあります。

伊豆シャボテンリゾート株については、某投資情報サイトで、ある人が「過去の株価水準からいえば、株価100倍も決して夢ではない」と煽ったこともあり、24日の高寄りにつながったのだと思います。このコメントを読んで24日の寄り付きで買った人も多かったでしょうが、今のところたった2日たっただけで大きな含み損を抱えてしまっています。
本当に他人のアドバイスや話を鵜呑みにして飛びつき買いをするのは危険であることをぜひ理解していただきたいです。
私なら、この2銘柄を24日の寄り付きで買うことは絶対にありません。25日移動平均線からのかい離率が大きすぎるからです。

はっきり申し上げて、このようなファンダメンタルの理由なく株価だけが急上昇している銘柄に飛び乗るのはリスクが高すぎます。特に、普段平日は仕事をしている方となればなおさらです。

こういう銘柄を数多く手掛けていると、もちろん株価が大きく上昇して利益を得るケースもあるでしょうが、長い目で見たら、意外なほど儲からないものです。

こうした銘柄への投資で成功させる自信があるならチャレンジしてみればよいですが、個人的には好業績で株価が右肩上がりに上昇している銘柄へ投資した方が、長い目でみてよっぽど大きな利益を得やすいと思っています。
もし、こうした銘柄を買うなら、25日移動平均線からの上方かい離が10%以下、どんなに欲しい銘柄であっても20%以下で、かつその銘柄の株価がゼロになっても致命傷を負わない程度の投資額で買うようにしましょう。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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