ご質問の回答(23)

<ご質問>
いつも大変お世話になっています。先生のブログ等は毎日チェックして参考にさせてもらっております。感謝いたします。
さて、以前先生が株探等の記事になった時点でもう出尽くしで初動が終わり消費期限切れの銘柄が多数散見されるような記事を書かれていましたが、全く同感です。その記事で乗れば天井であることは明白なチャートが多すぎます。
そこで先生にお伺いしたいのは、出来高ランキング・上昇率ランキング・年初来高値更新・株価が25日線をブレイクした・ゴールデンクロス銘柄・株探材料記事等を確認していますが情報が消化不良で初動を捉えきれていません。
そこで、先生の初動エントリー基準、注意点、材料の確認方法を伝授していただきたくメールいたしました。
あつかましい希望ではありもちろん自己責任ですが、先生が事前にエントリーする銘柄をメルマガ等で無料・有料配信していただければ先生のブログ塾生とては幸いです。
お忙しいところ恐縮ではございますがご回答をよろしくお願い申し上げます。

<回答>
ご質問ありがとうございます。
私は最近では材料で銘柄を探すというよりは、四季報などで好業績が続く銘柄をピックアップし、それらの銘柄の株価チャートを毎日チェックして、上昇トレンドかつ25日移動平均線からのかい離が小さい(おおむね5%以下)場合に新規買い、25日移動平均線を明確に割り込んだら売却ないし損切り、というルールで売買しています。

また、初動エントリーは、25日移動平均線を超えたとき、もしくは直近高値超えです。直近高値超えの場合はあらかじめ逆指値注文を入れておきます。なお、直近高値超えの株価水準が、25日移動平均線からのかい離が大きいような場合は直近高値超えの買いは見合わせます。

もちろん、材料株で成果を出している方もいると思いますが、私は昼間株価をチェックすることができませんので、株価が1日のうちに大きく変動する材料株はあまり手出ししません。
長い目でみると、材料株は失敗したときの損失も大きいので、思ったほど利益が残りません。それならば、一見地味にみえるが着実に株価が上昇する、いわば機関投資家好みの好業績銘柄に投資した方が結局は成果を出しやすいと思っています。
私の周りの個人投資家は、機関投資家のような投資手法の方が多いので、みな基本的に材料株には手を出していません。

なお、以前からアナウンスしておりますとおり、今夏をめどに株式投資塾を開講する予定ですが、そこでは銘柄の推奨は一切行いません。あくまでも正しい株式投資の「手法」をお伝えします。
また、メルマガでの推奨銘柄配信も行う予定はございません。
銘柄の推奨はしない、というのが私のポリシーですので、そのあたりはご理解いただければ幸いです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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