<今日の日本株>
8月1日(月)の日本株は、円高進行にもかかわらず強い動きとなり、日経平均株価は朝方安かったものの次第高となって66円50銭高の16635円77銭で引けました。TOPIXは小幅安、マザーズ指数は約2%の上昇でした。
今日のADA指数は40.8%となり、先週末の34.0%から大きく上昇しました。25日移動平均線を超えた銘柄を新規買いするなどした結果です。日銀金融政策決定会合も通過し、大きなイベントが当面ないため、第1四半期決算で好業績が確認できた上昇トレンドの銘柄にはある程度積極的に投資してよいのではないかと感じています。
<今日上昇した銘柄の特徴は?>
今日は日経平均株価が上昇する一方でTOPIXは下落しており、日経平均株価採用銘柄のうち寄与率が高いファーストリテイリング(9983)、ソフトバンク(9984)などが大きく上昇しました。今後、日経平均株価だけがスルスルと上がり、個別銘柄まで上昇が波及しない展開も考えられるため、日経平均株価採用銘柄への買いもある程度入れておくべきと思います。
今日特筆すべき動きだったのが先週金曜日に続いての銀行株の大幅上昇です。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)など、メガバンクの株価は軒並み直近高値を超えていて、日足チャートでは明らかに上昇トレンドになっています。相場全体が上昇するときには銀行株も大きく上昇する傾向がありますから、この動きが今後相場全体に波及するかどうか要注目です。
あと、二極化相場で上昇していた銘柄の多くが強い動きになっていた印象があります。まだはっきりと分かりませんが、再度7月8日以前のような二極化相場の動きが再来するのかどうかもウォッチしていきたいと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。